たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

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(ほったらかし中)
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        2012-07-31       豆南再び(3)7/24 八丈島〜青ヶ島

八丈島・赤間さんの船

八丈島八重根港にて、赤間さんの船。
この12tの漁船で、男6人が4日間船中泊して過ごした。

写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島

24日4時に八丈島を出港、一路南へ走り、7時45分頃に伊豆諸島最南端・青ヶ島へ到着した。

鳥島と同じ二重式成層火山で、島自体が活火山であるとともに内側にもう一つ噴火口をもつ。
民話「桃太郎」の鬼が島のモデルになったとも言われている。

写真 D3 + AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G

青ヶ島

島の周りは断崖で囲まれている。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島

このあたりは鳥島の北側の海岸によく似ている。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島にて

何本か潜りながら島を一周する。
海中の景観は大きく分けて2種類、黒い火山性の砂地にゴロタが混ざる場所と、大きな岩盤が根となって張り出し外側がドロップになっている場所。

後者ではカッポレ、カンパチ、ヒラマサが見られた。
60〜70cmくらいのカッポレとカンパチは捕ったが、80cmくらいのヒラマサは手銛の射程距離に入ったと思ったらそこからグンッとダッシュしてきて、
銛先よりヒラマサが手前にいる状態になってしまい、目の前でターンして逃げられてしまった。

例に漏れずこういった場所は非常に潮流が速い。
あっという間に沖へ流され、全力で泳いでも逆らえない。まぁ船がいるので特に問題はないが。

写真 PowerShot S95

カツオをさばく赤間さん

島の南側に来た際、和歌山のカツオ漁船がカツオ漁をしていた。
舳先で10人ほどの漁師がカツオの一本釣りをしているのを眺めながら、そのカツオ漁船の周りをトローリングしながらぐるぐる回った。
こちらの船にも小振りながら活きのいいカツオが何本も釣れた。
カツオ漁船は「あいつら超うぜぇ」と感じたのだろう(笑)、しばらくして私たちから逃げるように遠くへ行ってしまった。

夕方、早めの夕食。
赤間さんが釣ったばかりのカツオをさばく。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

カツオ刺身

スーパーだろうが料亭だろうが築地だろうが、内地では絶対に味わえない、釣りたてのカツオの刺身。もちろん味も全然違う。
釣りたてのカツオの刺身って、ぬるっとした粘りがあるんだぜ?
カツオの刺身って柔らかい赤身だと思ってるだろ?釣りたてだとむっちゃ歯ごたえあるんだぜ?
これ豆な。

夜はアカハタ釣りをして、島の南東沖(というほど沖でもないが)にアンカーを打って船中泊。
ザザンっと島の岸壁に波が当たる音を聞きながら、波に揺られて眠る。
船上は風が通り、昼間の突き刺さるような日差しがウソのように涼しい。
時折、ガラガラと小規模な土砂崩れの音がする。カツオドリだろう、鳥の鳴き声も聞こえる。

こうして調査初日が終わったのだった。(続く)

写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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        2012-07-31       豆南再び(2)

須美寿島

7月24日〜27日の四日間、青ヶ島と豆南諸島のべヨネース列岩&須美寿島での採集調査を終えて戻った。
前回2010年の調査での奇跡の連続のような海況と魚影、エポックメイキングな数々のドラマに比べると厳しいが、
調査の目標も無事にクリアできたし、存分に楽しむことができた。

今回は水温が高く、カンパチがほとんどいなかったのが残念。
ヘンリーさんが8kgくらいのを一匹、私が60〜70cmくらいのを2匹捕ったのみ。

メンバーは私、千葉、海笊さん、ヘンリーさん、船長の赤間さん。それからレグルスダイビングの加藤さんにも参加してもらった。
加藤さんにタンクを背負って深場に入ってもらったところ、カンパチは水深50m以深にならないといないとのことだった。
それは素潜りでは無理だわ・・・。

カンパチは残念だったが、そこはやはり豆南諸島。
80cmクラスのギンガメアジはどこで潜ってもわんさか。
イソマグロは小さいもので15kgクラス、大きいもので70kgクラスの怪物が悠然と手銛の射程距離内を横切って行く。
クチジロ(イシガキダイ老成魚)は60cm台後半くらいまでのサイズしかいないが(青ヶ島では72,3cmのがいた)、とにかく数は多い。

べヨネース列岩にて

これといった大物がないので、魚を手に撮った写真はほとんどない。
とりあえず一枚くらいは撮っとかないとと、最終日のべヨネース列岩で小物捕りをした時の一枚。
60cmくらいのカンパチ、67,8cmのクチジロ、などなど。

2012豆南諸島漁獲

前回は5日間で約500kgもの魚を捕り、赤間さんから「これ以上捕っても船に乗らない」とまで言われ、
最後は漁獲制限までしたくらいだったが(10kgオーバー・メーターオーバーの魚だけで20個体近くあった)、
今回は4日間で100kg分くらいしか捕っていない。

前回捕った種については(アカハタを除き)ほとんど捕らず、いくらか捕ったクチジロやカッポレはほとんど赤間さんの水揚用にあげて、
標本用に持ち帰った魚は発泡9箱のみとコンパクト。

明日から何回かに分けて調査の様子を紹介する予定。

写真
豆南諸島・須美寿島(2012年7月)
D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

        2012-07-21       豆南、再び

豆南諸島

豆南(ずなん)諸島とは、狭義の伊豆諸島と小笠原群島の間にある四つの無人島群のことだ。
北からべヨネース列岩、須美寿島(すみすじま)、鳥島、孀婦岩(そうふがん)。
このうち鳥島は、アホウドリの島として、またジョン万次郎が流れ着いてアメリカの捕鯨船に救助された島として、吉村昭・著「漂流」の舞台として非常に有名だ。

豆南諸島は、尖閣諸島・竹島・火山列島(北硫黄島・硫黄島・南硫黄島)・西之島・南鳥島・沖ノ鳥島とともに、
沿海航行区域から外れた海域であり、釣りやダイビングなどの遊漁目的では行っては行けない海域である。
調査目的であっても国交省海事局の許可が必要で、いわば日本人が行けない日本の離島の一つである。
(たまに釣りやダイビングで豆南に行った話があるが、それらはすべて違法である)

2010年、私は史上初めての豆南諸島における浅海性魚類調査を行った。
3年間の研究計画の一年目にして、この研究における最大の目玉の調査であった。
この時は八丈島の漁船(赤間さんの船)をチャーターし、豆南諸島すべてを回った。

そして今回、再び豆南諸島へ。
予算の都合もあり、今回はべヨネースと須美寿島のみ。代わりというわけではないが、伊豆諸島最南端の青ヶ島も回る。

八丈島を出港して、一日目・青ヶ島、二日目・べヨネース、三日目・須美寿、四日目・再び青ヶ島、そして八丈島に戻るという日程で、
4日間、漁船で寝泊まりしながらの調査になる。
前回は5日間の調査で、途中で一度鳥島に上陸したが(文化庁の許可取得済み)、今回はずっと船中生活。

孀婦岩

洋上に孤独に屹立する孀婦岩。
またいつか・・・。

なお、前回の調査の話はこの本を買って読んでみよう! → 栗岩薫・著「モリでひと突き」(Amazonへ)

ステマ乙

写真
孀婦岩(2010年7月) D700 + AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G

        2012-07-20       手続き完了

アムールトラ

今週末から月末まで予定している採集調査はいろいろと手続きが必要なのだが、
それらのうちの最後の一つについて、今日の午後にお茶の水まで出かけて手続き完了。これで準備が整った。
この調査については明日か明後日にブログ上でお知らせする予定。

ついでに河さんと待ち合わせて(お会いするのは2年ぶりくらい)、神楽坂で飲んできた。

けーたい

左が7年間使っていた携帯電話、右が今週の頭に機種変更した新しい携帯。
いろいろとガタは来ていたが、バッテリーもまだ十分持つしデザインも気に入っていたので替えたくなかったのだが、
auによると周波数がどうのこうので22日以降に使用できなくなるとのことで、仕方なく交換。

7年間分のポイントが約3万円分貯まっていたので、スマートフォンも勧められたが、まったく興味なし。
職場でネットに繋がり、自宅でもネットに繋がっている現況、それ以外までもネットに依存する気はねーわ。

写真
ネコ目ネコ科アムールトラ Panthera tigris altaica
D700 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-200mm F2.8G

携帯
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

        2012-07-18       節子それカブトやない、クソムシや

ムネアカセンチコガネ

科博の各研究部(動物・植物・地学・人類・理工)の標本は、自然史標本棟という8階建ての標本専用の建物に収納されている。
これは文字通り標本のための建物で、もちろん国内最大規模である。

筑波は田舎なので自然が多い。標本棟の裏には科博の植物園があり、園内に野うさぎもいるらしい。
そんなわけで、標本棟の一階入り口の灯りには、夜になると昆虫が集まってくる。
そのすぐ前に喫煙所があるので、一服しながら集まる昆虫を見るのが何気に楽しい。

先月の話になるが、オレンジ色のコガネムシのような昆虫が仰向けになって足をばたつかせているのを見つけた。
手に取ってみると、初めて見る種で、種名までは分からないがセンチコガネの仲間であるのがすぐに分かった。
センチコガネ科は、いわゆる糞食のコガネムシだ。フンコロガシの親戚のようなものと思えば大体合っている。

グーグル先生に聞いてみると、ムネアカセンチコガネという種らしい。
特に珍しいわけではないが、(この仲間全般に言えることだが)探そうと思ってもなかなか見つからないものだ。

ムネアカセンチコガネ

シャーレに入れて持ち帰り、グリーンパイソンのケージに放り込んだ。
ヘビの糞の欠片でも食べてくれれば、そのまま飼育しようと思ったのだった。
だが、残念ながら数日後、ヘビが糞をする前に水入れの中でひっくり返って死んで浮いていた。
甲虫類を研究している野村先生に標本用に渡そうと、ジップロックに入れてとりあえず家の冷凍庫に入れておいた。

次の週、何とまたもう一匹ムネアカセンチコガネを発見。
こちらは同様にシャーレに入れて家に持ち帰ると、既に死んでしまっていた。
またもや同様に冷凍庫の中のジップロックへ。

そして記憶から忘れ去られて一ヶ月。
昨日、エレベーターで野村先生に会った際にふと思い出し、標本用に必要かどうか聞いてみたところ、
「えぇっ!?ムネアカセンチコガネ採ったの!?」
と予想だにしていなかった大きな反応。

ということで今日、家の冷凍庫に入れておいた2個体のムネアカセンチコガネを科博に持って行って野村先生に渡したのだった。

写真
コウチュウ目センチコガネ科ムネアカセンチコガネ Bolbocerosoma nigroplagiatum
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G(1枚目)
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(2枚目)

        2012-07-18       やんばる(4)ラスト

リュウキュウコノハズク

しつこく続けたヤンバル紀行もこれで最後。
まだまだクロイワトカゲモドキやシリケンイモリ、イボイモリの幼生の写真などもあるが、何度も続くとちょっと飽きるわな。

ヤンバルの山の中では、リュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクの鳴き声がこだましていた。
数回ほどヤンバルクイナの鳴き声も聞こえた。

案内してくれていた琉大の戸田さんが、コノハズクの鳴き声を真似て口笛を吹く(そっくり)。
すると、何と近くで鳴いていた一羽が、私たちのすぐそばに飛んできたのだった。

リュウキュウコノハズク

テリトリーを守るためなのか、すぐ頭上の枝に止まったり、手を伸ばせば触れるくらいのところまで降りてきて止まったりしている。

リュウキュウコノハズク

そして口笛を吹く戸田さんを不思議そうに見ている。
「なんで同じ声で鳴いているのに、姿形が違うの??」とでも言いたげに、首を傾げながら鳴いている。
か、かわええ・・・!

リュウキュウコノハズク

写真を撮っていてもまったく物怖じしない。このあたりはダイトウコノハズクと同じ感じだった。
枝に止まってしばらくすると、バサバサと飛び立ってまた違う枝に止まる。それの繰り返し。

20分ほど写真を撮っていたが、私たちの周りから離れないので、口笛を吹くのをやめ、さよならを告げて先へ進んだ。

ヤンバル

沢を先導して歩く戸田さん。
両生類・爬虫類を見つける目はさすが専門家。どこを探せば何がいるかちゃんと分かっている。

ちなみにリュウキュウアオバズクは呼べないのか聞いたところ、「鳴き声を真似できない(から呼べない)」だそう。

辺土名の魚市場

朝方までヤンバルの山の中を歩いた後、ヒメハブハウスに戻って数時間眠り、辺土名の魚市場へ。
岩本君の紹介で漁協長さんに挨拶した後、仲買人にお目当ての魚を競り落としてもらう(標本用)。

岩本君は糸満の水試へ出勤するため一足先にお別れ。
私たちはゆっくり西原へ戻り、戸田さんを琉大のそばまで送ってお別れした後、那覇空港へ。
大学時代の後輩で、結婚して那覇近くに住んでいる後輩の女の子(とお子さん)を呼び出して空港でお茶をした後、羽田へ。
これで11日間の南大東島調査&ヤンバル満喫を終えたのだった。

写真
フクロウ目フクロウ科リュウキュウコノハズク Otus elegans
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G(コノハズク&沢の写真)、AF-S Nikkor 35mm F1.4G(魚市場)

        2012-07-17       ATBケージ仕様変更

ケージ

今日はアマゾンツリーボアのケージの仕様を変更した。

今まではホソバオキナゴケという苔を敷いていた。
苔水槽での飼育は、風通しを良くしつつも湿度を保てるという意味では非常に優れており、
日常のメンテナンスも適度に霧吹きで水をやっていれば十分。
糞の始末は、苔の上にした糞をピンセットで取り除き、水で濡らしたティッシュで拭き、
拭き取れない分は水をかけて土の中にしみ込ませる、という手順。
(前の日記(ビオランテ)で苔仕様の写真を出してある)
ただ、長期不在の場合は、糞が苔の上で乾いて張り付いてしまい後処理が面倒になる。

今週末から月末までまた調査で不在になる。
アマゾンツリーボアは脱皮の直前だろうが直後だろうが関係なくガンガン餌を食い、当然糞をする頻度も高いので、
思い切って土&苔飼育をやめ、水苔を敷くのみという簡単なものに変更した。

隣のグリーンパイソンのケージは、土の面積が広く、苔は一部のみに入れている。
こいつはまず地面に降りてこないので(よく夜間に地上を徘徊するとあるが、今のところ一度も降りた形跡なし)、
糞が落ちる範囲を土にすれば、長期不在でも問題ない。

アマゾンツリーボアの方も「土メインで一部苔」にしようとは思っているが、
とりあえずしばらくは水苔のみの簡易バージョンでいく予定。

アマゾンツリーボア

レッドの個体は、先日の脱皮後にいきなり黒い斑紋が目立つようになった(薄いが)。赤色は相変わらず鮮やかできれい。
購入直後は荒かったが、今ではかなり大人しい。
素手でのハンドリングはもちろん、(満腹状態であれば)私の頭や体に巻き付かせたままPCをいじっていても大丈夫。

アマゾンツリーボア

こちらのワインレッドの個体は、典型的なATBというべきなのか非常に荒いまま。
たまに素手でハンドリングすることはあるが、基本的には革手袋をして扱っている。

んでアホみたいにやればやるほど食うんだよこいつ・・・。
購入直後はベビーサイズより少し大きいくらいだったのが、今ではレッドの個体に近いくらい大きくなった。
まぁ拒食されるより100万倍マシなので、キミはもうそのままでいいよ!

写真
有隣目ボア科アマゾンツリーボア Corallus hortulanus hortulanus
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G(ケージ&ATBレッド)、AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(ATBワインレッド)

        2012-07-14       ビオランテ

ビオランテ

買ったった。

アマゾンでずっと品切れだったが、先日何気なく見ていたら「2点在庫あり」となっていたので、ソッコーで購入。
無事に届いたが・・・箱がでけぇ・・・!

ビオランテ

むぅ・・・

ビオランテ

か、かっこええ!!

ビオランテ

が、でけぇ・・・!!

ビオランテ

ゴジラもひと飲みにできそうだな・・・!

ビオランテ

でもこのデカさ、風呂で一緒に遊ぶってレベルじゃねーぞ

ビオランテ

とりあえずどこに置くか・・・
スピーカーの上に置いたが・・・ボツ

ビオランテ

アマゾンツリーボアとグリーンパイソンのケージの上に置いたが・・・ボツ

ビオランテ

結局本棚の天板に、何冊か積んでいた本をどけてビオランテを置いてみた。
ここなら何とか大丈夫かな。

写真
D700 + Distagon 35mm F2 ZF

        2012-07-13       やんばる(3)

ヒメハブ

ヤンバルで見たヘビは3種、ハブ・ヒメハブ・リュウキュウアオヘビ。
私たちが訪れたのは梅雨明け後の最も安定する期間だが、1週間以上雨が降っておらず、カエルの産卵も終わってしまっているため、
それを餌に集まるヘビも少なく、両生爬虫類を見るにはあまり良い時期とは言えなかったようだ。
その分、人間にとっては過ごしやすい時期だけど。

見ることのできたヒメハブはこの1個体のみ。石垣の陰でじっと獲物を待ち伏せしているようだった。

ヒメハブ

ヒメハブの毒牙。
首根っこ掴むとむっちゃブサイクになるのな・・・。

リュウキュウアオヘビ

リュウキュウアオヘビは意外に太いので驚いた。
そのくせ頭は小さくて、頸部にくびれもない。ウォーターとかマクロットとかリアシス属もこんな感じかな?(実物見たことないので分からんけど)

写真
有隣目クサリヘビ科ヒメハブ Ovophis okinavensis
有隣目ナミヘビ科リュウキュウアオヘビ Cyclophiops semicarinatus
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G

        2012-07-13       つれづれに

キモクレン

先週から来週まで、鹿児島大の院生が二人来ている。
松沼君はDNA実験と解析のやり方を学びに、西山君は文献を調べに。
来週は渋川さんが来る予定。

ずっと品切れで買えなかったものがアマゾンに入荷しているのを見つけ、ソッコーで注文。
明日届く予定。

ヤンバルの写真はあと2回くらい紹介する予定。

写真
モクレン目モクレン科キモクレン Magnolia acuminata
D3 + AF-S NIKKOR 35mm F1.4G

        2012-07-11       学会申し込み

グリーンパイソン

学会の申し込みが今日までだったのでとりあえず要旨を仕上げて申し込んだ。
データはまだ取っていない(笑)。

来週末から月末まで調査なので、実験を始めるのは8月に入ってからだなこりゃ・・・。

写真
有隣目ニシキヘビ科グリーンパイソン(アルー諸島産) Morelia viridis
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2012-07-10       やんばる(2)

ホルストガエル

閑話休題でヤンバルの続き。
今回見れた両生爬虫類は下記の通り。

<ヘビ>
リュウキュウアオヘビ
ハブ
ヒメハブ

<カメ>
リュウキュウヤマガメ

<カエル>
ホルストガエル
ナミエガエル
ハナサキガエル
リュウキュウアカガエル
リュウキュウカジカガエル
ヒメアマガエル(オタマジャクシのみ)

<その他>
クロイワトカゲモドキ
シリケンイモリ
イボイモリ(幼生のみ)

ホルストガエル

ホルストガエルは産卵直後およびふ化直前の卵塊も見れた。
超巨大な個体は見れなかったが、そこそこ大型の個体は見れたので満足。

ナミエガエル

意外だったのがナミエガエルかな。想像以上にカッコ良かった。
実物を見るまではホルスト>ナミエだったのが、不等号がひっくり返ったわ。

リュウキュウカジカガエル

リュウキュウカジカガエルも実物を見るまでは特に気にも留めていなかったが、黄色くて小さくてなかなか可愛い。
まぁ比較してしまうと本州に住むカジカガエルの方が好きだけど・・・。

写真
無尾目アカガエル科ホルストガエル Babina holsti
無尾目アカガエル科ナミエガエル Limnonectes namiye
無尾目アオガエル科リュウキュウカジカガエル Buergeria japonica
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G

        2012-07-10       28年目

アカハライモリ

土曜日に一時帰宅した後、荷物を車に積んだまま世田谷の両親宅へ(家族は世田谷で避難生活をしている)。
今日は代休を取り、先ほど筑波へ戻った次第。

このアカハライモリ、小学生の時に近くの田んぼで捕まえて飼い始め、今年で何と28年目になる。
東日本大震災の次の日、3月12日に家族が避難し、7月下旬にあった一回目の一時帰宅までの約4ヶ月半を自宅に放置されたまま生き抜き、今は手元で元気に生きている。

当時、自宅にはイモリ3個体(2個体が飼育して28年目・1個体は10年くらい)、シリケンイモリ1個体(25年目)、クサガメ2個体(5年目くらい)がいたが、取りに戻りたくても戻れなかった。
私は東京に住んで数年後には車を手放してしまっており、家族も車を自宅に置いて町の用意したバスで避難したため、足がなかったのだ。
車を貸してくれると言ってくれた同級生や後輩もいたが、場所が場所だけに(つまり放射能の問題)、それらは気持ちだけ受け取るにとどめた。

7月下旬に行われた第一回の一時帰宅。
ひと家族2人のみ、国の用意したバスで2時間だけの滞在。持ち帰ることのできる荷物は70cm四方のビニールに入る分だけ。動植物は持ち出し禁止。
母親と妹が自宅に入った。

環境省、福島県庁、動物保護団体・・・あちこちに電話してイモリを持ち出してもらえないか問い合わせた。
しかし、どこも犬と猫だけで手一杯で、無理だとの回答。

だから母と妹に、内緒でイモリを持ち帰ってもらった。空のペットボトルに入れ、他の荷物に紛れさせて(もちろんスクリーニングは受けている)。
クサガメは庭に逃がしてもらったが、イモリは諦めきれなかった。

だって28年だぜ?

ただ、4ヶ月半もの間、飲まず食わずで生き延びたのに、東京に持ち帰った後しばらくしてすぐにバタバタと死んでしまった。
生き残ったのはイモリ1個体のみ。
おそらく水道水をそのまま使ったのがいけなかったのだと思う。東京の水は消毒が強いからだ。
汲み置きの水を使うようにして、生き残った1個体のイモリは今日も元気に乾燥アカムシをパクついている。

クンシラン

こちらは今回の一時帰宅で持ち帰ったクンシラン。
前回(3回目)の一時帰宅は震災後一周年の前日、2012年3月10日。自宅の中の植物はカラカラにひからびていると思っていたが、
よく見るとクンシランが二つ、生き延びていた。一年間、水がまったくもらえない状態でよくぞ・・・。

持ち帰る荷物がいっぱいで車に積めなかったので、たっぷりと水をやってもう少し辛抱してもらった。
そして今回、写真左の鉢の方(花を咲かせた方)を持ち帰ることにした。

今、このクンシランは私の部屋に置いてある。
鉢から出して土と余計な根を落とし、ビニールに包んだ状態で持ち帰ったので、明日、新しい鉢に植え替える予定。

君子蘭

勝手口から自宅に入り、クンシランの様子を見に行った時、暗い玄関の中で鮮やかなオレンジの花が咲いている光景が目に入った時、思わずグッとこみ上げるものがあった。

イモリも、クンシランも、動植物の持ち出しは禁止なんだぞ!
そう、言いたい奴がいれば、何とでも、いくらでも言えばいい。何なら直接俺んとこ来てもいいぞ。

誰であろうが俺は言い返してやる。

「それがどうした。そんなこと知っとるわバカ野郎」


写真
有尾目イモリ科アカハライモリ Cynops pyrrhogaster
ユリ目ヒガンバナ科ウケザキクンシラン Clivia miniata
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(イモリ)、AF-S Nikkor 35mm F1.4G(クンシラン)

        2012-07-06       ちょっと中断

富岡漁港と福島第二原発

これからいわき市へ向かい、東京から来る家族と合流。
明日は4回目の一時帰宅。

ヤンバルの写真紹介は週明けに再開予定です。

写真
福島県富岡漁港・奥に見えるのが福島第二原発(2011年12月4日)。
D3 + AF-S Nikkor 50mm F1.4G

        2012-07-06       やんばる(1)

リュウキュウヤマガメ

南大東島から那覇に戻り、琉大の戸田研(旧・太田研)へ。
研究の話で盛り上がった後、戸田さんと院生の笹井君、
それから3月に今井研で学位を取って今は水研(水産海洋研究センター)にいる岩本君も合流し、飲みに行く。
(※ 戸田さんと笹井君はもちろん両生類爬虫類の研究者、岩本君は魚の研究者)
この日は琉大のゲストハウスに宿泊。

次の日は午前中は戸田研へ行って戸田さんと研究の話をいろいろとした後、午後は糸満にある水研へ。
岩本君の案内で水研を見学した後、夕方に再び戸田研へ行き、そこから戸田さんの案内で沖縄島北部へ車を走らせる。

ハナサキガエル01

目的地は琉大と京大グループが主にヒメハブの調査地にしている沢。
メシを食った後、仕事が終わってから駆けつけた岩本君も合流し、近くにあるヒメハブハウスで一休み。
ヒメハブハウスとは戸田さんや京大の森さんたちで借りているアパートで、ヤンバル調査の拠点になっているとのこと。
30分ほど仮眠を取った後、いよいよヤンバルの山の中へ。

ハナサキガエル02

今回初めてフィールドで両生爬虫類の写真を撮ったけど、難しいわ〜・・・
南大東でストロボのデフューザーをなくしてしまっていたので尚更厳しかった。
あんまりいい写真はないけど、数回に分けて紹介する予定。

写真
カメ目イシガメ科リュウキュウヤマガメ Geoemyda japonica
無尾目アカガエル科ハナサキガエル Odorrana narina
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G

        2012-07-06       南大東島調査(2)

ダイトウコノハズク01

今回はあまり写真を撮らなかった。特に魚の写真は・・・。魚を捕りにいくのがメインだったのに(笑)。

これは南大東島で撮ったダイトウコノハズク。
野生のフクロウを初めて見たが、こんな可愛いとは・・・。

ダイトウコノハズク02

全然人を怖がらないんだね・・・。

写真(2枚とも)
フクロウ目フクロウ科ダイトウコノハズク Otus elegans interpositus
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G

        2012-07-06       南大東島調査(1)

南大東島01

南大東島での魚類採集調査と、沖縄島での両生類・爬虫類ツアーから戻りました。
11日間、一滴の雨も降らず。天気、海況ともバッチリ。

予想通り、南大東島は陸も海も典型的な海洋島で、あまり沖縄という感じがしない。
シーサーはちらほら見たけど、何となく違和感を感じる。

南大東島02

漁港から見た海面。
島周りの砂地が真っ白なので、コバルトブルーがとてもきれい。

南大東島03

島の周囲は切り立った断崖で、地磯から海に入れるところはほとんどない。

南大東島04

南大東島の名物と言えば、クレーンでの吊り上げ&吊り下げ。
唯一漁船の出入りができる漁港では、毎日毎回、漁船をクレーンでつり上げて海におろし、クレーンでつり上げて陸に上がる。
奥にスロープはあるが、小型船の漁師はほとんど使っていないようだ。

島へフェリーで来た場合はこことは違う漁港を使用し、人はフェリーの甲板でカーゴに入り、そのカーゴをクレーンでつり上げて陸におろす。
こんな方法で人と物資を乗り降りさせているのは、もちろん日本でこの島だけ。

南大東島05

今回は5日間、漁船をチャーターして海に出て、魚を採集した。
採集方法はいつものことだが、素潜り&魚突き(銛突き)。
結果、5日間で50kgの魚を採集(上写真)。いつもに比べるとかなり少ない。

主目的のアカハタは18個体。第二の目的のトンプソンチョウチョウウオとユウゼンも何とか確保でき、
最低限の目標はクリアした。
めぼしい大物はほとんどないけど、しいて挙げるなら65cmくらいのオオアオノメアラと90cmくらいのオニカマスかな。

魚の処理が終わり次第、一部だけど標本写真を紹介する予定。

写真(5枚とも)
D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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