たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

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(ほったらかし中)
http://higedura.com/

mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

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        2012-07-18       節子それカブトやない、クソムシや

ムネアカセンチコガネ

科博の各研究部(動物・植物・地学・人類・理工)の標本は、自然史標本棟という8階建ての標本専用の建物に収納されている。
これは文字通り標本のための建物で、もちろん国内最大規模である。

筑波は田舎なので自然が多い。標本棟の裏には科博の植物園があり、園内に野うさぎもいるらしい。
そんなわけで、標本棟の一階入り口の灯りには、夜になると昆虫が集まってくる。
そのすぐ前に喫煙所があるので、一服しながら集まる昆虫を見るのが何気に楽しい。

先月の話になるが、オレンジ色のコガネムシのような昆虫が仰向けになって足をばたつかせているのを見つけた。
手に取ってみると、初めて見る種で、種名までは分からないがセンチコガネの仲間であるのがすぐに分かった。
センチコガネ科は、いわゆる糞食のコガネムシだ。フンコロガシの親戚のようなものと思えば大体合っている。

グーグル先生に聞いてみると、ムネアカセンチコガネという種らしい。
特に珍しいわけではないが、(この仲間全般に言えることだが)探そうと思ってもなかなか見つからないものだ。

ムネアカセンチコガネ

シャーレに入れて持ち帰り、グリーンパイソンのケージに放り込んだ。
ヘビの糞の欠片でも食べてくれれば、そのまま飼育しようと思ったのだった。
だが、残念ながら数日後、ヘビが糞をする前に水入れの中でひっくり返って死んで浮いていた。
甲虫類を研究している野村先生に標本用に渡そうと、ジップロックに入れてとりあえず家の冷凍庫に入れておいた。

次の週、何とまたもう一匹ムネアカセンチコガネを発見。
こちらは同様にシャーレに入れて家に持ち帰ると、既に死んでしまっていた。
またもや同様に冷凍庫の中のジップロックへ。

そして記憶から忘れ去られて一ヶ月。
昨日、エレベーターで野村先生に会った際にふと思い出し、標本用に必要かどうか聞いてみたところ、
「えぇっ!?ムネアカセンチコガネ採ったの!?」
と予想だにしていなかった大きな反応。

ということで今日、家の冷凍庫に入れておいた2個体のムネアカセンチコガネを科博に持って行って野村先生に渡したのだった。

写真
コウチュウ目センチコガネ科ムネアカセンチコガネ Bolbocerosoma nigroplagiatum
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G(1枚目)
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(2枚目)

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        2012-07-18       やんばる(4)ラスト

リュウキュウコノハズク

しつこく続けたヤンバル紀行もこれで最後。
まだまだクロイワトカゲモドキやシリケンイモリ、イボイモリの幼生の写真などもあるが、何度も続くとちょっと飽きるわな。

ヤンバルの山の中では、リュウキュウコノハズクとリュウキュウアオバズクの鳴き声がこだましていた。
数回ほどヤンバルクイナの鳴き声も聞こえた。

案内してくれていた琉大の戸田さんが、コノハズクの鳴き声を真似て口笛を吹く(そっくり)。
すると、何と近くで鳴いていた一羽が、私たちのすぐそばに飛んできたのだった。

リュウキュウコノハズク

テリトリーを守るためなのか、すぐ頭上の枝に止まったり、手を伸ばせば触れるくらいのところまで降りてきて止まったりしている。

リュウキュウコノハズク

そして口笛を吹く戸田さんを不思議そうに見ている。
「なんで同じ声で鳴いているのに、姿形が違うの??」とでも言いたげに、首を傾げながら鳴いている。
か、かわええ・・・!

リュウキュウコノハズク

写真を撮っていてもまったく物怖じしない。このあたりはダイトウコノハズクと同じ感じだった。
枝に止まってしばらくすると、バサバサと飛び立ってまた違う枝に止まる。それの繰り返し。

20分ほど写真を撮っていたが、私たちの周りから離れないので、口笛を吹くのをやめ、さよならを告げて先へ進んだ。

ヤンバル

沢を先導して歩く戸田さん。
両生類・爬虫類を見つける目はさすが専門家。どこを探せば何がいるかちゃんと分かっている。

ちなみにリュウキュウアオバズクは呼べないのか聞いたところ、「鳴き声を真似できない(から呼べない)」だそう。

辺土名の魚市場

朝方までヤンバルの山の中を歩いた後、ヒメハブハウスに戻って数時間眠り、辺土名の魚市場へ。
岩本君の紹介で漁協長さんに挨拶した後、仲買人にお目当ての魚を競り落としてもらう(標本用)。

岩本君は糸満の水試へ出勤するため一足先にお別れ。
私たちはゆっくり西原へ戻り、戸田さんを琉大のそばまで送ってお別れした後、那覇空港へ。
大学時代の後輩で、結婚して那覇近くに住んでいる後輩の女の子(とお子さん)を呼び出して空港でお茶をした後、羽田へ。
これで11日間の南大東島調査&ヤンバル満喫を終えたのだった。

写真
フクロウ目フクロウ科リュウキュウコノハズク Otus elegans
D3 + AF-S Micro Nikkor 105mm F2.8G(コノハズク&沢の写真)、AF-S Nikkor 35mm F1.4G(魚市場)

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