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MOGULER'S DELIGHT 別室 [NewEntry] [Admin]

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

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(ほったらかし中)
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        2012-07-31       豆南再び(3)7/24 八丈島〜青ヶ島

八丈島・赤間さんの船

八丈島八重根港にて、赤間さんの船。
この12tの漁船で、男6人が4日間船中泊して過ごした。

写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島

24日4時に八丈島を出港、一路南へ走り、7時45分頃に伊豆諸島最南端・青ヶ島へ到着した。

鳥島と同じ二重式成層火山で、島自体が活火山であるとともに内側にもう一つ噴火口をもつ。
民話「桃太郎」の鬼が島のモデルになったとも言われている。

写真 D3 + AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G

青ヶ島

島の周りは断崖で囲まれている。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島

このあたりは鳥島の北側の海岸によく似ている。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

青ヶ島にて

何本か潜りながら島を一周する。
海中の景観は大きく分けて2種類、黒い火山性の砂地にゴロタが混ざる場所と、大きな岩盤が根となって張り出し外側がドロップになっている場所。

後者ではカッポレ、カンパチ、ヒラマサが見られた。
60〜70cmくらいのカッポレとカンパチは捕ったが、80cmくらいのヒラマサは手銛の射程距離に入ったと思ったらそこからグンッとダッシュしてきて、
銛先よりヒラマサが手前にいる状態になってしまい、目の前でターンして逃げられてしまった。

例に漏れずこういった場所は非常に潮流が速い。
あっという間に沖へ流され、全力で泳いでも逆らえない。まぁ船がいるので特に問題はないが。

写真 PowerShot S95

カツオをさばく赤間さん

島の南側に来た際、和歌山のカツオ漁船がカツオ漁をしていた。
舳先で10人ほどの漁師がカツオの一本釣りをしているのを眺めながら、そのカツオ漁船の周りをトローリングしながらぐるぐる回った。
こちらの船にも小振りながら活きのいいカツオが何本も釣れた。
カツオ漁船は「あいつら超うぜぇ」と感じたのだろう(笑)、しばらくして私たちから逃げるように遠くへ行ってしまった。

夕方、早めの夕食。
赤間さんが釣ったばかりのカツオをさばく。
写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

カツオ刺身

スーパーだろうが料亭だろうが築地だろうが、内地では絶対に味わえない、釣りたてのカツオの刺身。もちろん味も全然違う。
釣りたてのカツオの刺身って、ぬるっとした粘りがあるんだぜ?
カツオの刺身って柔らかい赤身だと思ってるだろ?釣りたてだとむっちゃ歯ごたえあるんだぜ?
これ豆な。

夜はアカハタ釣りをして、島の南東沖(というほど沖でもないが)にアンカーを打って船中泊。
ザザンっと島の岸壁に波が当たる音を聞きながら、波に揺られて眠る。
船上は風が通り、昼間の突き刺さるような日差しがウソのように涼しい。
時折、ガラガラと小規模な土砂崩れの音がする。カツオドリだろう、鳥の鳴き声も聞こえる。

こうして調査初日が終わったのだった。(続く)

写真 D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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        2012-07-31       豆南再び(2)

須美寿島

7月24日〜27日の四日間、青ヶ島と豆南諸島のべヨネース列岩&須美寿島での採集調査を終えて戻った。
前回2010年の調査での奇跡の連続のような海況と魚影、エポックメイキングな数々のドラマに比べると厳しいが、
調査の目標も無事にクリアできたし、存分に楽しむことができた。

今回は水温が高く、カンパチがほとんどいなかったのが残念。
ヘンリーさんが8kgくらいのを一匹、私が60〜70cmくらいのを2匹捕ったのみ。

メンバーは私、千葉、海笊さん、ヘンリーさん、船長の赤間さん。それからレグルスダイビングの加藤さんにも参加してもらった。
加藤さんにタンクを背負って深場に入ってもらったところ、カンパチは水深50m以深にならないといないとのことだった。
それは素潜りでは無理だわ・・・。

カンパチは残念だったが、そこはやはり豆南諸島。
80cmクラスのギンガメアジはどこで潜ってもわんさか。
イソマグロは小さいもので15kgクラス、大きいもので70kgクラスの怪物が悠然と手銛の射程距離内を横切って行く。
クチジロ(イシガキダイ老成魚)は60cm台後半くらいまでのサイズしかいないが(青ヶ島では72,3cmのがいた)、とにかく数は多い。

べヨネース列岩にて

これといった大物がないので、魚を手に撮った写真はほとんどない。
とりあえず一枚くらいは撮っとかないとと、最終日のべヨネース列岩で小物捕りをした時の一枚。
60cmくらいのカンパチ、67,8cmのクチジロ、などなど。

2012豆南諸島漁獲

前回は5日間で約500kgもの魚を捕り、赤間さんから「これ以上捕っても船に乗らない」とまで言われ、
最後は漁獲制限までしたくらいだったが(10kgオーバー・メーターオーバーの魚だけで20個体近くあった)、
今回は4日間で100kg分くらいしか捕っていない。

前回捕った種については(アカハタを除き)ほとんど捕らず、いくらか捕ったクチジロやカッポレはほとんど赤間さんの水揚用にあげて、
標本用に持ち帰った魚は発泡9箱のみとコンパクト。

明日から何回かに分けて調査の様子を紹介する予定。

写真
豆南諸島・須美寿島(2012年7月)
D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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