たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
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mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

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        2013-02-27       小笠原へ

小笠原

日付変わって今日から一週間(1航海)、魚突きで小笠原遠征。
私・海笊さん・マッコウ・ちゅら君の4人の予定だったのが、諸事情によりマッコウが参加できなくなり、3人での遠征。
小笠原在住で、私たちが “世界のTK” と呼んでいるTさんとKさんも現地にて合流。

ちなみに私たち4人+世界のTK=6人全員が、Over 20kg Club のメンバー。
(今回は行けないけどヘンリーさんも)

オーバー・トゥエンティ・キログラムクラブ、つまり20kg以上の魚を突いたことのある人のみ。
まぁKさんは70kgのイソマグロ、Tさんは50kgのロウニンアジ、マッコウは34kgのロウニンアジ、海笊さんはあのカマスサワラ30kgくらい?
この4人は化け物クラスを突いているので、私とちゅら君も早く30kgオーバーの魚を突いて、Over 30kg Club としたいところ。

一昨年は6月に採集調査で3航海滞在し、聟島列島から母島列島まで小笠原群島のほぼすべてを回ったけど、
今回は1航海と短いので父島のみ滞在。

ちなみに(2)、聟島列島・父島列島・母島列島を合わせて小笠原「群島」と呼ぶが、
小笠原「諸島」と呼ぶ時は、西之島・火山列島(北硫黄島・硫黄島・南硫黄島)・沖ノ鳥島・南鳥島も含めた広大な海域のことを指す。
意外に知らない人が多いんだよね。

今年初の遠征、楽しんできます。
ブログも一週間お休みです。

写真
小笠原群島 父島列島 父島(2009年9月)
D3 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-200mm F2.8G

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        2013-02-25       テイキリィーズィー

ウォーターパイソン

ウォーターが荒い‥‥。
部屋の電気をつけただけで、登り木から飛びかかって勝手に地面に落ちてる。
ケージの前を通っただけで、一人で勝手に飛びかかってる。
ケージの前に座って見ていると、何度も何度も飛びかかってその度に前面のガラスに鼻をぶつけてる。
そのうち鼻つぶすぞこれ‥‥。

ウォーターパイソン

かわいい顔してんだけどなぁ‥‥。
ウォーターは池沼(キッパリ)!

写真
有隣目ニシキヘビ科ウォーターパイソン Liasis fuscus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-02-23       オリーブ気に入った結果

ウォーターパイソン

ウォーターも来たンゴ‥‥

インドネシア・ファーミングCB、メス。
全長約 52 cm、体重 44 g。ちいせぇ〜〜

ウォーターパイソン

リアシス最上位互換のオリーブがいるのに?と思う人もいるかもしれないが、
ウォーターにはウォーターの魅力があるわけで‥‥。
考えてみればそんなの当たり前のことなわけで‥‥。
実は北の国からは一度も見たことないわけで‥‥。

ベビーなのに既に腹板の黄色が非常に濃く、黄色というよりむしろオレンジといった方がいい。
(ストロボを当てると色が濃く出てしまい、実際は写真より少し薄いが)
相場よりもだいぶ高かったが、こんな個体なかなか手に入らないので購入に踏み切った。

鱗が柔らかく、きめ細やかでしっとりした感触、そして艶消し色のオリーブに対し、
ウォーターはツルツルでレインボーボアのようにギラギラきらびやか。
やや鋭角な顔立ちでスマートなオリーブよりも、ウォーターはさらに細い顔立ち。

到着直後は体が冷えていたからか大人しかったが、体が温まり落ち着くと、バンバン飛んでくるようになった。
いったん手に持ってしまえば大丈夫だが、かなり気の荒い個体だ。
このまま大きくなってしまわないか、ちょっと心配。


さぁ、あとはパプアンか‥‥。

写真
有隣目ニシキヘビ科ウォーターパイソン Liasis fuscus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-02-17       力士「 God's and Death... 」

グリーンパイソン・アルー

久しぶりにグリーンパイソンの写真を撮ったが、やはりと言うか何と言うか、バツグンにかっこいい。
もう1個体メスを、あるいはもう数匹いてもいいかな。

グリーンパイソン・アルー

上で「かっこいい」と書いたが、何をかっこいいと思うのかはホントに人によって様々で、まさしく蓼食う虫も‥‥という感じ。

例えば、一般的にはアルビノが人気だが私はまったく食指が動かないし、
ボールパイソンなど多くの品種(爬虫類ではモルフと呼ばれる)が作り出されている種においても、基本的にそれらにはあまり興味はない。
ただ、まったく興味がないかというとそうではなく、中には好きなモルフもいる。
今飼育しているモハベや飼育していたバターなどは好きなモルフで、リューシスティックやパイボールドもいいなと思う。
人気の高いパステルやスパイダー絡みのモルフ、高額な値がつけられているバナナなどはまったく興味ないけど‥‥。
まぁ様々な品種があるということは選択肢がそれだけ多いということなので、ペット飼育の醍醐味の一つだろうね。

グリーンパイソン・アルー

うーん、この顔、かっこいい。

樹上性ボア・パイソンでは、一般的にはエメラルドツリーボアが最高峰とされ、特に異論はないが、
私はアマゾンツリーボアとグリーンパイソンの方が好き。私の場合、好きになる一番の決め手は顔。

グリーンパイソン・アルー

瞳孔の大きさによって随分印象が変わるね。
瞳孔が大きく丸くなるにつれかわいい感じになり、ネコ眼になるにつれ無機的な印象になる。

写真
有隣目ニシキヘビ科グリーンパイソン(アルー諸島産)Morelia viridis
D700 + Makro-Planar T* 2/100 ZF

        2013-02-16       名潜会

名潜会

先日、ホテルニューオータニにて、魚突きの黎明期のメンバーの集まりである名潜会の会合に参加して来た。
海笊さんから紹介されて以来、ここ10年近く毎年ゲスト参加させてもらっている。

昔、鶴さんや赤間さんたちの魚突きの世界大会をスポンサードしていた玉置さんが中心となっている会で、
ダイブウェイズの武田社長、マスクの名品として名高いGULLのマンティスを設計した白井さん、
故ジャックマイヨールのパートナーだった成田さん、日本職業潜水師協会理事の田中さんなど、メンバーはこの世界の大御所ばかりだ。
また、日本におけるフリーダイビングのパイオニアで、元日本記録保持者の松元恵さんも昔から参加している。

調査でも遊びでも小笠原に行った時には毎回お世話になっているKAIZINの山田さんと知り合ったのもこの会。
(一応書いておくけど、他の人が小笠原でKAIZINの船での魚突きを頼んでも断られるよ)

実は石原慎太郎さんも昔からのメンバー。都知事時代に来た時は集合写真を撮って10分ほどで帰ってしまったため話せなかったが、
今年は30分くらいいたので初めて話をすることができた。慎太郎さんが帰ってからしばらくして、三男の石原宏高議員も来た。

ネコ@下甑島

おっさんばかり(失礼)の写真じゃさみしいので、下甑島の民宿のネコ写真を。

ネコ@下甑島
写真
EOS 5D Mark II(名潜会)
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G(ネコ@下甑島)

        2013-02-12       アマゾンツリーボア・ケージ新調

アマゾンツリーボア・ケージ

アマゾンツリーボアのケージを新調した。
今までは45cm×45cm×45cmのケージに暫定的に3個体を詰め込んでいたが、やっとそれぞれ別ケージに移すことができた。

ケージ棚の幅に合わせて、幅30cm×奥行45cm×高45cmを三つ。
デザインと大きさの揃ったケージが並ぶと気持ちがいい。

アマゾンツリーボア(赤)

3個体それぞれの写真。
赤い個体は3個体の中で一番の古株。約145〜150cm、約500g、オス。

アマゾンツリーボア(ガーデンフェイズ)

ガーデンフェイズと呼ばれるタイプは二番目に迎えた個体。約150cm、約550g、オス。

アマゾンツリーボア(黄)

黄色い個体は三番目に迎えたメスで、約125cm、約250g。

ケージ棚

全体はこんな感じに。
ふたの上に暖気が逃げないようフリースや毛布をかけているのでちょっとゴタゴタしているように見えるけど、以前に比べればスッキリした。

実はボールパイソンのケージも新調している。
今まで入れていた90×45×45から、90×45×25に。
高さが低くなり、ケージ棚の一番上に置いたことでかなり暖かくなった。

ちなみに今はアオダイショウも(ボールのケージに)同居している。
試しに入れてみたら大丈夫そうだったのでそのまま同居させた。
たまにお互いうざそうにしているが(笑)、一緒にとぐろを巻いていたり、かと思えばお互いに距離を取って離れていたりしている。
空きのケージもあるので、問題がありそうならすぐにアオダイショウを移せばいいだろう。

オリーブパイソンとグリーンパイソンのケージ

オリーブパイソンとグリーンパイソンのケージは、オリーブの床材を変えた以外は特に変更なし。

セントラルパイソンのケージ

以前ボールを入れていた90ケージにはセントラルパイソンが入っている。
このケージはキッチンに置いてある。
岩を入れるか登り木を入れるか迷ったけど、植物園(の伐採した枝置き場)にちょうどいい枝があったのでそれを入れた。
右隅に見える巨大なウンコみたいなのは、脱皮前で黒ずんでいるセントラルなので注意してくれよな!

ケージはすべて札幌の Tropical-GEMさん( http://www.t-gem.jp/ )にオーダーして作ってもらったもの。
細かい仕様にも応えてくれるのと、デザインが気に入っている。

写真
D700 + AF-S Nikkor 35m F1.4G(1〜4枚目)、Distagon T* 2/35 ZF(5枚目)、AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G(6〜7枚目)

        2013-02-10       ごばいごばーい(ジェシー)

オリーブパイソン

昨日アップした写真がなんかイマイチだったので、昼間撮り直した(上と下の2枚)。

オリーブパイソン

微妙な色合いがなかなか再現できないのが悩ましい。
18%グレーカードでホワイトバランスのキャリブレーションをしてるんだけどなぁ‥‥。

オリーブパイソン

ケージの新調と整理が終わったので、ケージだけじゃなくてついでにヘビの写真もたくさん撮った。
まずは久しぶりのオリーブから。

11月下旬に迎えた時は約78cm・119gだったのが、今日測ったら約118cm・595gとなっていた。
この2ヶ月半の間に全長は約40cm大きくなり、体重はちょうど5倍になったことになる。
ちょっと餌をやり過ぎな感もあるので少しペースを落としたいのだが、食いっぷりがいいのでついついあげてしまう。

オリーブパイソン

このなめらかな鱗の質感が最高。
写真だとなかなか表現するのが難しいけど、微妙な色合いがすごく上品できれい。
鮮やかな原色がきれいなヘビとはまさに対極。

オリーブパイソン・ケージ

結構前になるけど床材を変更している。
以前のは「デザートサンド(レッド)」というもので、色・におい・質感ともに、砂というよりレンガを粉にしたような感じ。
今度のは「レプティサンド(ナチュラルレッド)」というもので、においと質感はまさに砂。色は少しオレンジっぽい。

個人的にレプティサンドの方が断然いいと思う。

オリーブパイソン・ケージ

左が12月に撮った写真(ブログで掲載済み)で、右が今回撮った写真。
同じようなアングルで並べてみると成長の度合いがよく分かる。

写真
有隣目ニシキヘビ科オリーブパイソン Liasis olivaceus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(1・3・4枚目)、Makro-Planar T* 2/100 ZF(2枚目)、Distagon T* 2/35 ZF(5枚目)

        2013-02-09       ぼくは変態じゃないよ、仮に変態だったとしても変態という名の紳士だよ

セントラルパイソン

セントラルパイソン餌食いイイなぁと思ってたら、パタッと食わなくなった。
ちょっと焦ったが、体が黒ずみ始め、目も白濁しかけてきたので、単純に脱皮の準備に入っただけみたい。

それにしてもコイツ、鼻息がすごい荒い。
ハンドリングの時や、水の交換でケージに手を入れたりすると、ブフーッブフーッってうるさい。
他のヘビのようなシューッという噴気音ではなく、ブフーッとパグ犬みたいな鼻息。

ケージはキッチンに置いてあるので、換気扇のところで一服しながら見ていると、口を閉じたまま口と頬をムニムニ動かすのをたまに見る。
そういうところもパグ犬っぽい。
グリーンパイソンばりに普段あまり動かないけど、こう表情豊かだと見ていて飽きない。

写真
有隣目ニシキヘビ科セントラルパイソン Morelia bredli
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-02-06       不知火

シラヌイハタ

去る2月1日に環境省のレッドリストが更新された。
魚類で注目されたのは、「絶滅(EX)」とされていたクニマスの「野生絶滅(EW)」への降格と、
ニホンウナギの「情報不足(DD)」から「絶滅危惧IB(EN)」への変更だ。

それ以外の魚種については特に気にしていなかったのだが、今日の研究室でのミーティングの中で、
私自身が関わった種が、レッドリストへ新規追加されていたとの話が出た。

上写真のハタ科シラヌイハタ。
2007年に行った屋久島採集調査で、日本初記録となる本種を銛で突いて捕り、和名を付けた種だ。
シラヌイはカタカナで書くと間の抜けた感じもしないでもないが、もちろん不知火のことだ。

今のところ日本には3個体の標本しか登録されておらず、すべて科博所蔵になっている。
私自身が捕った1個体と、イソギンポ科を中心としたタイドプールに生息する魚類の生態を研究するため
屋久島に数ヶ月間住み込みで調査していた東京海洋大の村瀬君に送ってもらった2個体だ。

シラヌイハタは西部太平洋域の熱帯・亜熱帯の砂泥底やマングローブの生い茂る河口域に生息し、それまでの北限は台湾。
実際、数年前に台湾にアカハタの採集調査に行った際、南東部の成功(Cheng-gong)や富岡(Fugang) では魚市場でちらほらと挙っているのを見かけた。

私の論文で北限が日本まで更新されたが、日本では今のところ屋久島の2カ所でしか確認されていない。
黒潮に乗って屋久島まで分散あるいは移住して来たのだろうが、おそらく無効分散ではなくすでに定着していると考えられる。

まだ具体的な生息数などは分かっていないからだろう、レッドリストには「情報不足(DD)」のカテゴリで新規追加された。
屋久島以外で生息している可能性があるのは西表島西部くらいだと思う。
シラヌイハタの生息環境は日本にはほとんどなく、当然生息個体数も少ないだろうから、
将来のレッドリストでの該当カテゴリはかなり厳しいものになると予想される。

シラヌイハタ

村瀬君がシラヌイハタを釣り上げた時の写真(上の標本写真の個体)。

写真
スズキ目ハタ科シラヌイハタ Epinephelus bontoides(鹿児島県屋久島)
D3 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(1枚目)
PowerShot A720 IS(2枚目 photo by A. Murase)

        2013-02-05       魔雲天をブレーンバスターで持ち上げた時のテリーマンのカッコ良さは異常

下甑島

魚突きに関してテレビ番組の出演依頼の話があり、今日その打ち合わせでフジテレビの人たちが研究室に来た。
出演するかどうかはともかく “とりあえず話を聞く” ということだったのと、
私は何人かいる候補者のうちの一人で、この後の企画会議で実際にどの人に出演してもらうかが決まるということで、
番組の趣旨を聞いたり魚突きの話を紹介するといったおおまかな打ち合わせだった。

打ち合わせが始まって最初に、「当番組をご覧になったことはありますか?」と聞かれ、
もう7〜8年テレビのない生活をしているので見たことはありませんと答えると、かなり驚いていた。

私の友人には昔からテレビのない生活をしている人は4,5人いるし、
世の中には地デジに変わったのを機にテレビを持たなくなった人も結構いるだろう。
それほど珍しい話でもないと思ったのだが、そうでもないのだろうか。

写真
鹿児島県 下甑島(2009年7月)
D700 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-200mm F2.8G

        2013-02-03       さよなら涙チョチョギレリン

ボールパイソン
つい先日、ボールパイソン・バター(♂)が死んでしまった。いや、死なせてしまった。
昨年末に体重を計測した時は何ともなかったが、年が明けて1月10日に脱皮した際、
脱皮不全で古い皮膚が残っていたのでぬるま湯で温浴させた時に口唇に泡が付いているのに気付いた。
口を開けさせて見てみたが、特に傷があるわけでも赤く腫れているわけでもなく、よだれが多いくらいにしか思わなかった。

しばらく経過を見たが、常に口唇には泡が付き、牙の根元に膿が溜まるようになった。
そう、マウスロットだった。
症状はみるみる重くなり、膿で口が閉じられず、ケージの中からブフーッと息を吹き出す音が聞こえるくらいだった。

毎日ぬるま湯で口の中をすすぎ、綿棒で膿を取り除き、イソジンを塗ったが、なかなか症状が改善しない。
もう少し様子を見てこのままなら、動物病院へ連れて行くしかないなと思っていた。

約2ヶ月半ほど餌を食べていなかったので、栄養取らないと治るもんも治らないよなと思い、
ファジーマウスの頭をちょんぎって喉の奥に押し込み、強制給餌した。
昔一度だけ強制給餌したことがあるが、何ともヘビがかわいそうで二度とやるまいと思っていた。
しかし、今回は非常事態だからと心を鬼にしてやったのだった。

この週明けにでも、有休を取ってつくば市の動物病院か都内の動物病院へ行こうと病院を調べておいた。
あと数日、イソジンで我慢な、と声をかけながらまずは口をすすいで膿を取り除いた。
そしてもうちょっとだけ栄養取ろうなと、セントラルパイソンにあげたラットの尾の先っちょ数センチをハサミで切り取り、喉の奥に押し込んだ。

まさかこれが命取りになるとは思わなかった。
ボールパイソン
ゲェーーッとえずいてラットの尾を吐き出した後、もう喉の奥には何もないのに何度もゲェーーッと口を開いた後、
グググッと全身を硬直させたかと思ったら急に全身の力が抜けて弛緩状態になった。
吐き出された数センチのラットの尾は、膿まみれになっていた。

驚いて手のひらで包んで「おいっ!おいっ!」と声をかけ続けた。
10分か15分ほど経った頃だろうか、手のひらに伝わる命の鼓動がスーッと抜け、完全な弛緩状態になった。

信じたくなかった。信じたくはなかったが、たった今、このボールパイソンが死んでしまったことを否応なく実感した。

マウスロットになった原因ははっきりとは分からないが、思い当たるとすればケージ内の温度が低かったことだ。
ケージ棚の一番下はなかなか温度が上がらず、幅90×奥行45×高45ケージに暖突Lとプレートヒーターだけでは厳しかった。
そこで、昨年の晩秋くらいから、幅90×奥行45×高25のケージを発注してケージ棚の一番上に置こうと考えていて、
今年に入ってその新ケージに移した矢先のことだった。
もしケージ内の温度が原因であったなら、もっと早く、気温が下がる晩秋に新ケージを発注するべきだった。
それから強制給餌などせず、ぬるま湯で口内をすすぎ、膿を取り除いてイソジンを塗るにとどめるべきだった。
対処を誤らなければ、死なせることはなかった。

でももうどうしようもない。せめて、お気に入りのレンズで写真を撮ってその姿を残しておこうと、
フォクトレンダーのノクトン58mmとカールツァイスのマクロプラナー100mmで何枚か撮った。
もちろん二度と同じ轍は踏まないよう、いろいろ考えながら今飼育しているヘビの世話を続けて行こうと思う。

ボールパイソン

これは購入直後の頃の写真。

飼育しているヘビは、すべて何月何日に何を食べさせたかを記録し、毎月末に体重を測定してケアシートに記入している。
ケアシートを見てみると、バターは最初の2ヶ月こそ5〜7日に一度のペースで給餌していたが、3ヶ月目から拒食し始め、
2ヶ月半の拒食後に活餌を食べたものの、その後も大体2ヶ月に一度のペースでしか餌を食べていない。
食いムラがあり、食の細い個体だった。

購入直後は約65cm・90gだったのが、1年少し経って80cm・341gとなっていた。
同じ年に生まれたモハベ(♀)は約100cm・1kgになっていることから、生後一年のサイズとしてはかなり小さい方だろう。

ボールパイソン

バターとしてかなりグレードの高い個体だったのではないだろうか。
パーフェクトではないが背中の模様のストライプ傾向が強く、黄色みとブラッシングの具合が絶妙で、全体的に上品な色合いだった。
人懐っこく、手を差し出すとその手を登ってくることも多かった。

本当に、つくづく残念だ。
新しくボールパイソンを買うとしたら同じくバターがいいけど、しばらくはいいかな‥‥。
ちょっとショックが大きくて、少なくともボールは買う気になれない。

ボールパイソン

これも購入直後の写真。
同じ構図で撮ってみたのが下の写真。

ボールパイソン

こうして比べてみると、なんだかんだで結構大きくなっていたんだなぁ。

写真
有隣目ニシキヘビ科ボールパイソン(バター)Python regius
D700 + Makro-Planar T* 2/100 ZF(1枚目)
D700 + Nokton 58mm F1.4 SLII(2枚目と6枚目)
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(3〜5枚目)

        2013-02-02       接待

最後にみんなで

記事を書く時間が取れず少し前の話になってしまうが、
八丈島の漁師・赤間さんと小笠原母島の漁師・Tさんが上京していて、海笊さんが二人を囲む飲み会を開いてくれた。

赤間さんは八丈島や豆南諸島での調査・遠征で、Tさんは母島での調査でそれぞれお世話になっている方なので、
私も筑波から都内へ駆けつけた。

少し前に柏のこしきで飲んだ際に久しぶりに顔を合わせた丸さん・南海人さん・ふじわら君のほか、菊地さんとM川さんも参加。
菊地さんは新日本キックボクシングの元バンタム&フェザー級日本チャンピオンで、会うのは数年ぶりだ。
M川さんは初対面。

青ヶ島

青ヶ島出身の人がやっているお店ということしか知らなかったが、よくよく聞いてみると、
昨年の青ヶ島調査の際にやり取りをした、青ヶ島村役場の担当者の妹さん夫婦がやっているお店だという。

へーっと思って聞いていると、何とその担当者本人も、今お店にいるという。
ちょうど東京出張で上京していて、ここに飲みに来ていたのだった。
こんな偶然あんのか〜

調査の際の電話のやり取りではお互いにあまり友好的な感じではなかったのだが、
直接顔を合わせての挨拶とちょっとした会話をすることで、(彼が先に帰る際には)握手をして別れることができた。
いや良かった良かった。

お店は京急本線の立会川駅のすぐそばにある「たつみ」。
以前ドラマの撮影をこのお店でやったそうで、出演していた嵐のメンバーの一人のファンが、今でもたまに来るそうだ。
(ファンが来るというだけで本人が来るというわけではない・笑)
料理はかなり美味しかったで〜

写真
D700 + Distagon T* 2/35 ZF(一枚目)
D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G(二枚目)

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