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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
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mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

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        2013-04-29       ニッコールの頂

AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G

昨日に引き続き機材の話。今度は純正のニッコールレンズ。

ニッコールレンズの一つの頂点といえば、この14-24mmに異論はないだろう。
解像力、ヌケの良さ、ズームレンズでありながら単焦点レンズを超えた性能。
ただ、ゴースト・フレアはよく抑えられているものの、前玉が非常に大きいのでハレ切りしないとゴーストはある程度出る。

よく目にする使用感として、この非常に大きな前玉を気にするあまり取り回ししにくいと書かれることがあるが、私はそう感じたことはない。
むしろ長さがそれほどでもないので、24-70mmなどに比べれば格段に取り回しはいいと思う(24-70mmは持っていないが)。

D3と同時に発表・発売され、このレンズを使いたいがためにキヤノンから乗り換えた人も多かったと聞く。
6年前、それまでAPS-CのD60を使っていた私が、フルサイズのD700を買ったのもこのレンズを使いたかったからだった。
普段は使用することは少ないが、フィールド調査の際は必ず持ち出すレンズだ。

14-24mm F2.8G & Micro 60mm F2.8G

手持ちのニッコールレンズは下記8本。
AF-S 14-24mm F2.8G、Ai AF 35mm F2D、AF-S 35mm F1.4G、Ai 50mm F1.4S、AF-S 50mm F1.4G、
AF-S Micro 60mm F2.8G、Ai Micro 105mm F4、AF-S 70-200mm F2.8G。

14-24とともに気に入っているのはMicro 60mm。
ニコンのナノクリスタルコート使用レンズは、どれもヌケの良さと逆光への強さが特徴で、基本的にニュートラルな発色。
14-24はちょっと色乗りがいいように感じるが、Micro 60mmはまさしくニュートラルという感じ。
そのため、マクロレンズでありながらブツ撮りだけでなくポートレイトに使用されることも多いようだ。
また、中でもその逆光の強さは特筆もので、ゴーストもフレアもまず出ない。それでいてあの低価格。

ニコンのカメラを使っていて、14-24とマイクロ60を使わない人がいたら、本当に損をしていると思う。
この2本はそれくらいのレンズだ。

写真
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G, Makro-Planar T* 2/100 ZF

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        2013-04-29       ドイツの誇り・日本の技術

Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF

ここ数年カメラもレンズも買っていないが、たまに機材の話でも載せようかと思う。

カールツァイス(Carl Zeiss)とフォクトレンダー(Voigtlander)。
共にドイツのレンズメーカーで、現在は日本のコシナがOME製造している。
写真を趣味にしている人なら知らない人はいない、誰もが憧れるメーカーだ。
私もその魅力に取り付かれた一人。

上写真はツァイスのマクロプラナー100mm。
飛び抜けた解像力、とろけるようなボケ、総金属製の重厚で精密な作り。
すべてのメーカー・すべてのレンズ銘の中でも別格のレンズの一つ。

Makro-Planar 100, Distagon 35, Nokton 58

私の手持ちのレンズの中でも気に入っている三つが、
ツァイスのマクロプラナー100mm F2とディスタゴン35mm F2、フォクトレンダーのノクトン58mm F1.4だ。

一番気に入っているのはノクトンかもしれない。焦点距離の関係で使用頻度は少ないが‥‥。
F2.8くらいまではほわっとしたフレアがかったクラシックレンズのような写りをするが、
F4くらいからはキレのある非常にシャープな写りに変わり、絞り込んだ時の解像力はマクロプラナーに匹敵する。

Carl Zeiss & Voigtlander Lenses

すべてマニュアルフォーカスレンズ。

上三つ、左から
Voigtlander Color Skopar 20mm F3.5 SLII Aspherical、Nokton 58mm F1.4 SLII、APO-Lanthar 180mm F4 SL

下三つ、左から
Carl Zeiss Distagon T* 2/35 ZF、Planar T* 1.4/50 ZF、Makro-Planar T* 2/100 ZF

Carl Zeiss & Voigtlander Lenses

よくフードをつけないで撮影している人がいるけど(特に初心者に多い)、なぜフードが付いているのか考えないのだろうか。
プロでフード付けずに撮影する人なんていないよ?

写真
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-25       冷たい雨

グリーンパイソン Morelia viridis

‥‥という言葉がぴったり似合いそうな写真が撮れた。

一昨日、冷たい雨が降ってどんよりした天気の日に撮ったものだが、当然ケージ内は蒸し暑いくらいになっている。
霧吹きで水を撒き、GTPにも水をかける。水滴のついたヘビの姿は非常に綺麗だ。

ホソバオキナゴケ

GTPのケージ内には苔も入れてある。
以前入れていたものはダメになってしまったので再チャレンジ。
(私は無類の苔好き)

苔水槽

オリーブパイソンが入っていたケージが空いたので、苔水槽を作製。
4種類の苔を入れてある。

GTPケージもこの苔ケージも同様だが、暖突で暖めておくと地表面がすぐに乾いてしまい、
苔を飼育するにはあまり好条件ではない。でも何とかうまくいかないかな‥‥。

水入れや、鉢の割れたものを使ったシェルターが見えるので想像がつく通り、この苔水槽に生体も入れようかと考えている。
アマゾンのパックマンか、マダガスカルの完熟トマトか。迷う‥‥。

写真
有隣目 ニシキヘビ科 グリーンパイソン(アルー諸島産)Morelia viridis
D700 + Makro-Planar T* 2/100 ZF, AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-20       うっちゃれ五所瓦を読んでグッと来ないやつとは友達になれない

オリーブパイソン Liasis olivaceus

前々から言っていた通り、オリーブパイソンを45ケージから90ケージに移した。
ケージはいつものようにTropical-GEMさんのもの。

45ケージでも使っていた岩にもう一つ岩を追加して被せ、トンネル型のシェルターのようにした。
岩の上で暖突に当たって暖まるも良し、トンネルの中でまったりするも良し。

オリーブパイソン Liasis olivaceus

だいぶスペースが取れたので、しばらくは広々と過ごせるだろう。
将来オリーブを120〜180ケージに移す時は、今45ケージに入っているウォーターがこのケージに入る予定。
両者のタイミングが合えばいいんだけどね。

オリーブパイソン Liasis olivaceus

しばらくケージ内をうろうろしていたが、すぐに落ち着いた。

オリーブパイソン Liasis olivaceus

岩の上で休むスペースも広くなり、気持ち良さそう。

オリーブパイソン Liasis olivaceus

紫外線灯を入れてみたら、体側のオリーブグリーンが綺麗に映えるようになった。
色揚げ効果もあんのかな?

オリーブパイソン Liasis olivaceus



オリーブパイソン Liasis olivaceus

給餌も終え満腹でまったり状態。

写真
有隣目 ニシキヘビ科 オリーブパイソン Liasis olivaceus
D700 + Distagon T* 2/35 ZF, Makro-Planar T* 2/100 ZF, AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G

        2013-04-17       ツリーボア属(genus Corallus)の進化の変遷

アマゾンツリーボア Corallus hortulanus

先日、Groveling thingsの化野さんにツリーボア属の分子系統の論文が出たと教えてもらったのをふと思い出し、
今日の東邦大での実験の待ち時間に論文PDFを落として、メモを取りながら読んでみた。
もうちょっとこんな解析をしてみたらとか、細かい意見はいろいろあるが、コンパクトにまとまって非常に読みやすい良論文だと思う。


Colston et al., 2013
Molecular systematics and historical biogeography of tree boas (Corallus spp.)
Molecular Phylogenetics and Evolution, in press
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1055790312004782(別ウィンドウで表示)

Corallus属(ツリーボア属)は南米大陸内で複数回の放散進化を遂げてきたことを分子データから示した論文。
要旨を簡単にまとめてみた。

(1)
まず、南米大陸から中央アメリカ、さらに小アンティル諸島まで広く分布するBoa属(ボア属)から、
同様に広く分布するEpicrates属(レインボーボア属)とEunectes属(アナコンダ属)が分岐し、
次いで南米大陸内で約4,900万年前の中期始新世にCorallus属(ツリーボア属)が分岐した。

Corallus属内では、南米大陸内のみに分布するC. caninus(エメラルドツリーボア)とC. cropanii(クロッパンズツリーボア)から
C. annulatus(リングツリーボア)が分岐し、後者は南米大陸北西部から中央アメリカまで分布域を広げた。

次いでC. ruschenbergerii(セントラルアメリカンツリーボア)とC. hortulanus(アマゾンツリーボア)が分岐し、
前者は南米大陸北東部から中央アメリカまで分布域を広げ、後者は北部の個体群の一部が小アンティル諸島まで分布域を広げた。

後者の小アンティル諸島の個体群がC. cookii(クックツリーボア)とC. grenadensis(グレナディアンツリーボア)だが、
この両種(両亜種)は系統樹上でアマゾンツリーボアの枝に内包される形であり、さらに遺伝的分化の程度も著しく低い。


(2)
リングツリーボアが南米大陸から中央アメリカまで分布域を広げたのは、パナマ陸橋形成以前の後期中新世、約1,000万年前であり、
これはおそらくアイランドホッピングなどによる海を越えての分散である(migrateではなくdisperseを使っているので“分散”とした)。

一方、セントラルアメリカンツリーボアが南米大陸から中央アメリカまで分布域を広げたのは、約150万年前の更新世、
パナマ地峡形成以前にパナマ陸橋を伝って分散したと考えられる。

アマゾンツリーボアの南米大陸北部の個体群の一部が小アンティル諸島に渡ったのは約200万年前の前期更新世と考えられる。
この分散は海を渡ってのものであると推察される。


(3)
この研究ではミトコンドリアDNAの2つの遺伝子(cyt b, 12S)および核の3つのタンパクコード遺伝子(BDNF, NT3, c-mos)を解析している。
系統関係の解けなかったアマゾンツリーボア、クックツリーボア、グレナディアンツリーボア3種については、
それぞれの遺伝子の単独配列および結合配列両方で解析したが、やはり結果は同様だった。
用いた核の3つの遺伝子の進化速度あるいは保存性がどの程度なのかは分からないが、ミトコンドリアなら調節領域、核なら変異性の高いイントロン領域かマイクロサテライトなどを用い、
さらにもっと多くの個体数を用いて解析する必要があるだろう(今回アマゾンツリーは8個体用いているが他2種はそれぞれ1個体)。
この3種に関しては系統解析というよりコアレセントモデルを用いた集団遺伝学的解析という形になると思う(論文中でもそう指摘している)。
まぁ今回の結果を見る限り、クックツリーとグレナディアンツリーは、せいぜいアマゾンツリーの亜種あるいは地域個体群とするのが適当という結果になりそうだが。

この論文で示された系統関係は下記の通り。
基本的に形態形質に基づく系統関係を支持するものとなっている。

(((((((C. hortulatus + C. cookii + C. grenadensis) C. ruschenbergerii) C. annulatus) C. cropanii) C. caninus) (Eunectes + Epicrates)) Boa constrictor)


(4)
この論文のポイントは下記の4点。

・パナマ陸橋形成以前から形成後にまたがり、南米大陸を起源とするCorallus属は、複数回の過程を経て中央アメリカと南米大陸間で分散してきた

・しかもそのうちのいくつかは陸伝いではなく海を越えてのものであった

・これらCorallus属の生物地理学的パターンは、新大陸の他の有隣目や両生類などとよく似たパターンである

・ただし、ヤドクガエル類で見られるようなアンデス山脈の隆起が集団拡大あるいは分散の障壁になることはCorallus属に関してはなく、
 その代わりに第三紀における分集団間に南米大陸で繰り返し起こった海を越えた分散(本文では“侵入”)が、Corallus属の分散・多様化あるいは種分化の大きな原動力になったと考えられる


写真
有隣目 ボア科 アマゾンツリーボア Corallus hortulanus hortulanus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-11       形になりつつあるもの・これからのもの

サンゴアイゴ

先日、オーストラリア・ニューイングランド大学の D.J. ウッドランド博士からメールがあり、共同研究をすることになった。

彼はアイゴ科というサンゴ礁性魚類を研究している分類学者。
もう大学は退官しているが、そのまま大学に籍を置き、研究を続けている。
(退官後も大学に残れるのは、日本では考えられないが海外の大学ではよくある)

私は学生時代にアイゴ科の分子系統と種間交雑の遺伝学的研究をしていたので、
ウッドランド博士とは国際学会で会った時に話をしたり、何回かメールでのやり取りがあった。

内容は詳しくは書けないが、アイゴ科内のある「種群」についての分類学的再検討を行おうというもの。
私のアイゴ論文でそのことについて触れていて、その後の学会でも続きに手を付けていたが(このデータはいまだ論文にはしていない)、
それっきりで放ったらかしにしていた。

科博で従事していたプロジェクトはアイゴ科とは関係なかったし、私が獲得した科研費も同様だったため、
アイゴ科の研究を進めたくても進められなかったのだった。
今回ウッドランド博士から共同研究の話が来たのは、私としても願ったりという感じだった。

すでにウッドランド博士はホロタイプの調査に入っていて、私は科博所蔵の標本をもう一度見直している。
科博所蔵の標本はほとんど私が採集してきたもので、沖縄島・石垣島・西表島・フィリピン・パラオ産のもの。
ここに掲載した写真は西表島で採集した個体。
採集してから標本処理するまで長い期間冷凍していたため、状態は良くないが、仕方がない。

1〜2年くらいで終われそうな、それほど大きなサブジェクトではないが、一つ新しい研究が始まった。


一方、国内の他大学との共同研究の論文が、1本が投稿済みで現在査読中、もう1本が投稿間近。
これらは順調だ。

私自身が筆頭著者の論文2本は、年度末からずっとバタバタしていてちょびちょびとしか進んでいない‥‥。
来週もまだいろんな手続きが残っているが、その辺りをパパッと片付けて早く進めなくては‥‥。

写真
スズキ目 アイゴ科 サンゴアイゴ(西表島産)Siganus corallinus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-09       ダッシュボードのふわふわのDQN感は異常

セントラルパイソン Morelia bredli

久々のセントラルパイソン。
1ヶ月半ほど餌を食べていないが、さっき珍しく餌を食いたそうにうろうろしていたので、
試しに小さいのをと、いつもオリーブにやっている100gラットを解凍。
しかし、鉗子でラットを挟んで目の前でチラチラするとプイッと顔を背けた。
こんのクソガキャ‥‥

オリーブは脱皮前で眼は白濁、体はグッタリ、当然食べず。ボールとGTPは相変わらず食べず。
仕方なくラットをセントラルのケージに放り込んでおき、ATBに雛ウズラをやってから見てみると、おおっ食べてる。
まだ食べたそうにしていたので、いつもやっていたアダルトラットM(250g)を急いで解凍、今度は普通に鉗子から食べた。

購入直後は驚くくらいの大食漢ぶりを見せていたが、もうアダルト個体だし、1〜2ヶ月くらいに一度の給餌でいいんだろうな。

セントラルパイソン Morelia bredli

購入当初はあまり動かなかったが、暖かくなってきたからなのか慣れてきたからなのか、随分と動き回るようになった。
ケージ内では登り木にもよく登っている。
ただ、水入れに全身浸ることはない。せいぜい顔を突っ込む程度。

セントラルパイソン Morelia bredli

男前すなぁ。

セントラルパイソン Morelia bredli

ブタ鼻だけどね‥‥。
相変わらずハンドリングするとブフーッブフーッと鼻息を鳴らしている。

セントラルパイソン Morelia bredli

かつて同じ仲間とされていたカーペットパイソンの名の由来でもある、編み込んだ絨毯のような模様。
ツルツルのビーズのようで、なかなかいい触り心地。

セントラルパイソン Morelia bredli

写真
有隣目ニシキヘビ科セントラルパイソン Morelia bredli
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-07       毎日おすしですし

君子蘭

最近パキラの樹の葉が黄色くなり落葉しているのが多かったので、時期的にもいいだろうと、思い切って土の入れ替えをした。
鉢入りの観葉植物をお店で買うと、結構な量の発泡スチロールで底上げしてあるので、一度すべてを鉢から出した後、
発泡を取り除き、土も新しいものに変えた。
鉢の中を出すと、お店ではどんな土をどれくらいの割合でブレンドしているのかが分かって勉強になる。
と書いておいて写真はクンシランだけどね‥‥。

1年半前に都内から筑波の広く陽当たりの良い部屋に引っ越したので、いろいろと植物を育て始めた。
今では観葉植物も趣味の一つと言っていいくらいだと思う。

ざっと列挙すると、鉢植えがパキラ、タビビトノキ、ストレリチア、モンステラ、ヤマユリ、スカシユリ、ドラセナ、センネンボク、クンシラン、
プランターにチューリップ(7品種)、それからヘビのケージ内にオリヅルランとベアグラス。
まだまだ他にもいろいろと欲しいものはあるが、スペースの問題で購入を控えている。
特にモンステラが大きくなり過ぎて邪魔くさい(笑)。

実家は庭が広いので、野菜以外にも両親がいろいろと育てていた。
スイレンの一部は川崎に住んでいた頃からのもので、私が生まれる前からのものもある。
私が38歳だから、スイレンの一部は40年くらいあるいはそれ以上生きていることになる。
(今は一時帰宅する際にしか見れない。野良牛にプランターごと倒されて枯れかけていたが、その後何とか持ち直している。)
昔はそれらにほとんど興味はなかったが、今なら両親のこだわりが分かる(笑)。

クンシラン

以前の記事にも書いた、実家から救済してきたクンシラン。
丸一年ただの一滴も水を与えられない状態で生き延びてくれたもの。
これも長寿の植物で、20年以上育てているものだ。

昨年の夏にうっかり葉焼けさせてしまい、葉のあちこちが茶色くなって切り落とした部分もあるが、その後しっかり回復してくれた。
春になり、どんどん新しい葉が出てきていて頼もしい限り。

クンシランに限らずだが、春は新しい葉が出てきて成長が見て取れるので、花の咲くものの開花時期を除けば、
植物を育てていて一番面白い時期だと思う。

写真
ユリ目ヒガンバナ科ウケザキクンシラン Clivia miniata
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-05       ウチノリアシス

ウォーターパイソン・ケージ

そういえばウォーターパイソンのケージを掲載したことなかったので写真を撮った。
中に入れてある岩は、オリーブパイソンのケージに入れてあるものと同じ種類の岩。
重いので掃除の時などガラスに当たって割らないように気を付ける必要はあるが、(当然だが)作り物の岩とは違って見た目もいい。
脱皮の際のとっかかりにもなる。
底の部分が大きくえぐれていて、天然のシェルターにもなっている。

ただ、ウォーターは登り木の上がお気に入りらしく、8割がたここにいる。
ヒーター(暖突)に近くて暖かいのもあるんだろう。
で、残り2割は岩の下でとぐろを巻いている。
岩の上にいるのは何回か見たことがあるのみ。おい‥‥

岩と登り木だけだとちょっとさみしかったのでオリヅルランも入れてあるが、ウォーターが大きくなってきたら除くつもり。

ウォーターパイソン Liasis fuscus

給餌後なのでムチムチしてるな‥‥。

オリーブパイソン Liasis olivaceus

もう一方のリアシス、豪州大陸の帝王ことオリーブパイソンはというと、45ケージは限界のよう。
狭いと感じているからだと思うけど、吻部をしきりにケージに押し付けて出ようとしている。
今度ケージ注文するからもう少し待ってね‥‥

そういや以前の記事でオリーブはGTPより少し小さいと書いたけど、測ってみたらオリーブの方が10cmくらい長かった。
これで長さも重さも両方ともGTP&ボールを超えた。

写真
有隣目 ニシキヘビ科 ウォーターパイソン Liasis fuscus
有隣目 ニシキヘビ科 オリーブパイソン Liasis olivaceus
D700 + Makro-Planar T* 2/100 ZF(1枚目), AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(2&3枚目)

        2013-04-02       29年目

アカハライモリ

両親宅にずっと置いてあるのでもはや私が飼っているとは言えないが、例のイモリは今年で飼育29年目になる。
1個体だけになってしまったが、今のところ体調も変わらず元気だ。

昨年の記事「28年目」(クリックで別ウィンドウ)
http://higedura.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

アオダイショウ

一方こっちは2年目に入ったアオダイショウ。
しばらく拒食していたのが、2月の頭に急にスイッチが入って爆食モードに。
2月と3月で二回りくらい大きくなった。
食いムラがあって元々小さかったので、これで年齢通りのサイズになった?

もうこのサイズならアダルトマウスを平気で呑めるはずだが、体毛があるとだめなのか、
せいぜい小さめのホッパーに食いつくぐらいで、アダルトマウスになるとプイッとそっぽを向く。
一回の給餌量(ピンク・ファジー・ホッパーの合計)はアダルトマウス2個体分になる時もあるので問題はないはずなのに‥‥。

いまだにピンクマウス大好きで、ファジーやホッパーをあげた時とは明らかに食いつきが違う。
小学生が哺乳瓶で粉ミルク飲むの大好きって言ってるようなもんやで‥‥マジキチ

写真
有尾目 イモリ科 アカハライモリ Cynops pyrrhogaster
有鱗目 ナミヘビ科 アオダイショウ Elaphe climacophora
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-04-02       それぞれの出発

退官記念パーティー

今年の年度末は、自分も含めて身の回りで所属が変わり新たな旅立ちをする人が多かった。

私自身のことは後にするとして、まずは何と言っても直属の上司の松浦先生が退官になったことだ。
退官記念パーティーは科博内でも行われたが、魚類研究者のみでも行った(写真)。
ごく親しい人のみ、20人ほどでのパーティー。私は司会をやらせていただいた。

尼岡先生や仲谷先生などやはり北大関係者が多かったが、長崎の西海区水研の星野さんや三重大の木村先生などかなり遠方からも駆けつけてくれた。
ビデオレターでは、アメリカとオーストラリアから、デイブ・ジョンソンやジョン・パクストンら8人の研究者がメッセージを送ってくれた。
松浦先生は4月から科博の名誉研究員の肩書きと共に、館長付き特別研究員というまさに特別の職につく。

退官記念パーティー

東大時代の指導教官である西田先生は、2年前に退官になった後、東大の名誉教授としてそのまま東大大気海洋研に残っていたが、
この4月から琉球大の副学長になる。これは驚いた。

私の博士論文の副査の一人である塚本先生(ウナギの研究で有名)は、3月で退官になった後、日大に研究室をおかせてもらえることになり、4月からは日大へ移る。

東大時代の先輩や同輩の多くが、私同様にまだポスドク(期限付きの博士研究員)のままだ。
後輩で一人、4月から東北大の助教になる子がいるが、あれは任期なしの助教じゃないかな。
彼は非常に優秀だし、研究の内容を考えても収まるべき所に収まった感じがする。

さておき、ポスドクのうち何人かはまだそれぞれが雇用されているプロジェクトが残っているが、
何人かは3月で期限が切れ、別の大学に移って別のプロジェクトのポスドクになったり、職がなくなる人もいる。
研究実績もたくさんあって非常に優秀な人ばかりなのだが(私と違ってね)、本当にこの世界は厳しいなぁ‥‥。

私はというと、この3月で科博のポスドクの期限が切れ、4月から某県立博物館の外来研究員の身分になる。
実はまだ内定は出ていないので書けないが、4月中旬の委員会で決議された後、日付をさかのぼって4月1日付けの内定が出る。
つまり4月からは瀬能さんが上司になる。

所属が決まった(決まる)のはいいが外来研究員は給料は出ないので、収入については科博での謝金業務(つまりはアルバイトだ)と、
東邦大の西川先生から声をかけていただいて西川先生の実験業務(技術補佐員という名のアルバイト)でなんとかする形。

引っ越しはせずそのまま筑波に住んで、週に何回か科博に行き、週に何回か習志野の東邦大に行き、
たまに小田原の某県立博物館に行く、という日々が始まる。
(科博には机とPCを置かせてもらっているので、研究関係のメールは今まで通り科博のアドレスに送ってもらって結構です)

写真
D3 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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