たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
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        2013-07-29       沖縄へ

ギンカモメ

(1)
突然だが、琉球大学でポスドク(博士研究員)をすることになった。
10月1日付けでの雇用となるため、9月下旬に沖縄に引っ越す予定。

実は、6月末にこの話をもらった時にはイイ話とは思ったがイマイチ踏ん切りがつかず。
これが沖縄ではなく小笠原だったら明日にでも行くのに、なぜなのか冷静に考えてみた。

理由の一つは、私は太平洋・日本海含めて岩礁域と、それから海洋島は好きなのだが、完全なサンゴ礁域にはそれほど興味がなかったこと。
やっぱ綺麗なサンゴ礁で綺麗な魚を突いて捕るより、荒々しくゴツゴツした男性的な岩場でイカツイ魚を突く方が好きなんだな。

もう一つは、沖縄は文化圏が違うので「遠い」という印象が強かったこと、この二つなのだと思う。
例えば北海道は(昔一年住んでいたことがあるのもあるけど)文化圏としては本州とそれほど変わらないので、
同じ海を渡るにしてもあまり遠いという気はしない。やはり沖縄は日本の中でも特殊なところという感じがする。

ただ、琉大出身の研究者仲間に話を聞いてみたところ、沖縄に住もうと思って住める機会なんてなかなかないのだから、これはいい機会だと。
ああ確かにそれはそうだ。
潜り仲間で本島に住んでる人もいるし、西表島でツアーガイドをしている人もいる。
研究者仲間も何人か琉大やOISTにいる。
じゃあいっちょ行ってみるかと乗ってみることにして、先週、正式にこの話が決まった。
たずさわるのは琉大と水試の共同プロジェクトで、琉大に所属して琉大と水試を行き来することになる。
琉大側は立原先生と今井先生が担当し、私は今井研に所属することになる。

ちなみに神奈川県博の身分はそのまま付いていく(外来研究員なので私がどこにいても問題ない)。
また、今引き受けている東邦大の仕事は、東大にいる先輩が後を引き継いでくれることになった。

ということで、明日と明後日、挨拶と打ち合わせのため沖縄に行って来る。

ニホンイヌワシ

(2)
宇治群島で捕ったクエについて潜り仲間の複数からおめでとうと連絡があったが、その中でみんなが気になることがあるようだ。
あのクエ食べた?美味かった?と。

実は2個体とも食べていない。
まず、15kgの個体の方は標本にした。全国どこの博物館にも、大型のクエの標本はないと思われるからだ。
クエは言わずと知れた超高級魚。15kgのクエともなれば市場での卸値でさえ10万円は下らない。
特別な理由もなく、一個体の魚の標本用にそんな大金を払えるはずはない。
また、例えば知り合いの釣り人に頼んだとしても、クエ釣りはたいそうな装備をかけてしかも難易度の高い釣りなのでそうそう釣れるものでもないし、
釣り人にとっては勲章であるから、釣れたとしても標本用に譲ってくれることはないだろう。
船長さんにも勿体ないと言われたが(笑)、貴重な学術標本になるのだ。

19kgの方はどうなったか、それを言う前に少し説明が必要だ。
今回も研究用サンプルにアカハタを20個体欲しかったのだが、自分では4個体しか捕れないでいた。
乗り子として同乗した漁師さんが、私たちが潜っている間に4,50匹のアカハタを釣っていたので、少しもらえないかと聞いてみたところ、
何とアカハタが日当なのだという。日当を自分で釣らなければならないのだった(笑)。

日当をただでもらうわけにはいかないので、私が捕った19kgのクエと、漁師さんが釣った16個体のアカハタを交換してもらった。
私としてはこれで研究用サンプルのアカハタが20個体集まってウハウハ、
漁師さんとしては4,5万円ほどにしかならない16匹のアカハタが15,6万円にもなるクエになってウハウハ。
これにて一件落着だ。

私は食べるために魚突きをやっているわけではない。魚を銛で突いて捕るのが好きなのでやっている。
小さい頃の生き物捕りの延長というわけ。だから捕った魚を研究用にするのに何の抵抗もないわけだ。
もちろん食べるのは好きだけどね。遊びの遠征で突く時は美味い魚しか突かないし。


写真
チドリ目 カモメ科 ギンカモメ Larus novaehollandiae
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

タカ目タカ科ニホンイヌワシ Aquila chrysaetos japonica
D700 + AF-S VR Zoom-Nikkor 70-200mm F2.8G

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        2013-07-24       宇治群島遠征・二日目

念願のクエ!!

宇治群島遠征二日目、一本目の潜りから怒濤の栗岩無双が始まる。

潜り始めてわずか10分、マッコウが98cm・14.5kgのクエを捕って船に上がり、余裕の一服をかまして気持ち悪い笑顔を振りまいている頃、
私は潮流に身を任せて水深10mから20mのラインをゆっくりと流していた。

自己最大の74cmと60cmちょいのスジアラ、そしてアカハタを1個体捕っていた私は、水面にちょこんと頭頂部を覗かせた根にたどり着いた。
根のそばにあるゴロタ岩の周りで40から45cmくらいのフエダイが10匹ほど群れている。
フエダイを突いてもいいが、スジアラもいそうな雰囲気なのでそのまま見ていると、
岩下から小さめのスジアラっぽいシルエットの魚が出てきてスーッと根の方へ逃げて行った。
中層まで潜っていくと、白い唇が見えてきた。スジアラではない、アジアコショウダイだ。
チッ、まぎらわしい!
だが、何がどう転ぶか分からないものだ。これがクエを発見することに繋がったのだから。

アジアコショウダイの下品な唇に苛立たされた私は、何気なく、ふと視線を横に移した。
水深12〜13mほど、根と水中の大きな岩の間の谷底に横たわる、大きなハタ科の魚の姿。
頭部背面から体にかけて太いバンド模様が見える。
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

クエ 95cm・15kg

岩に隠れてすぐに浮上し、水面で息を整える。
同様に岩に隠れてゆっくりと潜行、手銛のゴムを引いて岩陰からそっと体を乗り出し、谷底を覗き込む。

‥‥いた。
ギョロッと眼球を動かし、私の存在に気付いたようだが、やつが動くより先に私は銛先を脳天めがけて打ち込んだ。

ドンッという手応え。
銛先は目の斜め後ろから口の中に貫通しており、その際に脳をかすめていたようで、ほぼキルショットに近い状態。
何度かバタバタと体を波打たせて逃げようとするも力は弱く、グイグイと手銛を引き寄せて一気に水面に浮上した。

今回の遠征の大本命、クエ! 95cm・15kg!!

いやーやりましたなー

神津島、八丈島、豆南諸島、小笠原、佐渡島、下甑島、そして今回の宇治群島。
ここ数年、調査や遠征で行動を共にすることの多かったマッコウと、
「二人でクエ持って写真撮ろうぜ」と話していたのがやっと実現した。

だが、ドラマはこれだけでは終わらない。
むしろここからが栗岩無双の始まりだったのだ。

クエ 105cm・19kg

クエの興奮冷めやらぬまま、二本目の潜り。
まぁ満足したので、煙草の煙をくゆらせながら全員が海に飛び込んで行くのを見送る。
クーラーボックスから水のペットボトルを取り出し、のどを潤した後、んじゃ俺らも軽く潜るかと、私とマッコウも準備をする。

どこで潜ろうかと周囲を見渡した私の目に入ったのは、少し離れた沖にある根だった。
「あそこに行って下さい」
船が根に向かって近づくと、一つに見えた根は実は二つで、その間が水路のようになっていた。

さっそく飛び込むと、根の周りで数百匹のメジナが群れてカーテンのようになっている。
その周りには50cmほどのツムブリが10匹ほど。
これは回遊魚が来そうだなと思ったが、とりあえずその場では粘らず、まずは根を回ってみることにした。

根と根の間、潮の上側は大きなゴロタ岩が転がり広場のようになっている。
80cmくらいのバラフエダイが10匹ほど、45cmくらいのフエダイが100匹ほど、そして数えきれないくらいのニザダイが乱舞している。
フエダイかバラフエを捕ろうかと思ったが、一匹突いたら散ってしまうかなと踏みとどまる。

でけースジアラいそうだな〜と周囲を見渡したその時、根と根の間の水路に、大きなクエの姿を見つけた。
水深は15m。先ほどのクエとは違い、既に私に気付いている。
なるべく音を立てないようゆっくりと潜行。
クエはこちらを見つつゆっくりと離れようとしているが、徐々にその距離が縮まっていく。
あとワンダッシュで射程に入れるところまで来て、最後の耳抜きをし、手銛のゴムを思い切り引いた。
フィンを蹴って一気に射程に入り、銛を打ち込む。
狙いはもちろん目の斜め後ろ、脳を打ち抜く一撃必殺のキルショットだが、クエも動いていたため背びれの基部に刺さった。

一瞬、時が止まったかのような間の後、ブォンッとものすごい力でクエが走り出す。
水路の先には大きなゴロタ岩の転がる広場、あそこまで走られたら岩穴に入られてしまう。
穴はどれも大きく深そうなので、一旦入られたら人力で引きずり出すのはもう不可能だろう。
ここが勝負だ。手銛のゴムをつかんだまま、立ち泳ぎの状態で全力でキックする。
しかし、大暴れするクエの力の強さは尋常ではない。
何とかその場にとどまるのがやっとで、水面に浮上することなど考えられないほどだった。

7,8秒ほど経ってからだろうか、フッと一瞬クエの力が抜けた。
その隙に手銛のシャフトをつかんで数メートル、いや1mほど浮上する。
すると再び大暴れするクエ。この7,8秒が地獄のように長い。
私の手が手銛のシャフトからフロートラインまで滑るが、何とか持ちこたえる。
そしてまた一瞬の弛緩。私はその隙にまた少しだけ浮上。

私はクエが大暴れする間も力が抜けたその瞬間もずっと全力でキックし続けている。
顔を上げると水面が遠い‥‥。い、息がもたねぇ‥‥。

クエ 105cm・19kg + 95cm・15kg

意識を失いかけたらすぐに手銛を離すよう自覚し、水面を見上げながら必死で浮上する。
実際はサンバ状態になったらそんな判断ができるかどうかは疑問であるし、
サンバを通り越してブラックアウトしてしまったら一巻の終わりだ。
ただ、すぐに手銛を離すぞと自覚しておけば、意識を失うその直前に無意識のうちに体が勝手に動くかもしれない。

そんなことをうっすらと考えながら必死で水面を目指す。
おそらく水深7,8mほどまで浮上した頃だろうか、クエの暴れっぷりが弱まり、浮上スピードがグンッと増した。
あと数m、あと1m、あと少し‥‥

一日でクエ3本!二日で合計クエ4本!

何とか無事に水面にたどり着いた私は、一気にクエを引き上げる。
そして銛先の刺さった背びれ基部を見て愕然とする。
銛先は表皮を突き破った後、身に刺さっているのではなく真横になって皮一枚でもちこたえていたのだった。
これならあれだけ大暴れできるはずだ‥‥。

ともあれ、一息で水面まであげることに成功したクエは、念願のメーターオーバー、105cm・19kg!!
先ほどの95cm・15kgと共に両手に持って写真を撮る。
すげー重い。すげー重いが、この重さ、最高だ。

一人の人間が一日で二匹もクエをあげた話はほとんど聞いたことがないし、
さらには一遠征しかも一日半で4本もクエがあがった話も同様だ。

全体としては、実質6人でクエ4本、スジアラ20数本(MAXはrioさんの捕った約80cm)、
その他もろもろ合計200kgくらいの魚を捕った。

念願だったメーターオーバーのクエを捕り、スジアラの自己記録も更新し、研究用のアカハタも20個体確保し、
まさに最高の遠征、最高の夏休みとなったのだった。

口だけ番長たちには土下座してもらわねーとなぁ(ニヤニヤ

↑ クエを捕ると豪語しつつ捕れなかった二人が、クエを捕った三人に土下座する写真(笑)。


写真
鹿児島県 薩南諸島 宇治群島
スズキ目 ハタ科 クエ Epinephelus bruneus
EOS 5D mark2 + EF 24-105mm F4L

        2013-07-23       宇治群島遠征・初日

宇治群島

昨日の深夜に宇治群島遠征から無事帰宅。
2月末〜3月頭の小笠原遠征以来の海だったので少しブランクが心配だったのと、日程がタイトだったので体力も心配だったが、
結論から言うと最高の遠征となった。

朝イチの飛行機で鹿児島へ、鹿児島空港で全員合流し、レンタカーで串木野、そして串木野からフェリーで下甑島へ。
宅急便で先に送っておいた荷物の梱包を解き、船に積み込む食料や飲み物などを買い込んだ後、少し時間があったので軽くひと潜り。
マッコウがスジアラ、私がゴマフエダイをサクッと突いて上がった。

島の知人(Wさん)宅に挨拶をしに行くと、島で捕れた海産物や手作りの梅酒などでもてなされた。
酔いもそこそこに宿に戻り、宇治群島へ出向する時間など細かい点の打ち合わせと確認をして、就寝。

朝5時半、港へおもむき、チャーターした漁船の船長さんたちと挨拶をして(実は以前に一度会ったことがある)、荷物を積み込む。
朝6時、下甑島を出港し、宇治群島へ。

乗船したのは、魚突きメンバーが私・マッコウ・はじめ・rioさん・ウォーリー・宮本・藤原君の7人、
船長のMさん、乗り子として漁師のHさんと高山さん、以上の合計10人。

海上を南西に走ること2時間半、ついに宇治群島が姿を現した。

宇治群島に到着

宇治群島は宇治島と宇治向島を中心としたいくつかの島嶼から成る無人島群だ。
思ったより島は大きく、山の標高は高い。
島の北側のポイントから順に見て行く。

初日の漁獲(一部)

水温は30度から31度と高く、水がぬるい。
魚はどこにでもいるわけではなく、ポイントによって魚影が濃かったり薄かったり。
大本命はクエ、メインターゲットはスジアラだったが、いきなり一本目ではじめがクエ 67cm・4.7kgを突いてきた。
その後もまさか宇治で捕れるとは思ってもいなかった(船長のMさんも驚いていた)ヒラスズキを突くなど、まさに「はじめ無双」状態。

スジアラはほとんどのメンバーが捕ったが、rioさんのが一番大きかった。70ちょいだったかな。
私は60cmちょいのスジアラと、68cmくらいのクチジロ。
小笠原遠征など普段クチジロは70cmオーバーでもスルーするが、実は今回、私は採集調査も兼ねていたので、標本用に突いて捕った。

全体的にはかなりの量が捕れ、二日目にも期待できそうな感じで初日を終えた。

月夜の下でキャンプ

夜は避難港に船をとめ、月明かりの下、岸壁でテント泊。

そして宇治群島遠征は怒濤の二日目、名付けて「栗岩無双」へと続く。

写真
鹿児島県 薩南諸島 宇治群島
EOS 5D mark2 + EF 24-105mm F4L

        2013-07-14       宇治群島へ

宇治群島・草垣群島

以前の記事に書いた、ある無人島群への魚突き遠征の話が(結構前になるが)正式に決まった。
鹿児島の東シナ海側、甑島列島の南西沖にある宇治群島(うじぐんとう)だ。

学生時代つまりアクアライフの頃からその存在を知っていたが、いつか行きたいとは思うものの、当時は行く手段がなかった。
その後、下甑島に行く度にお世話になっている人、その人のお兄さん(漁師)が船を出してくれることになり、
宇治群島遠征が現実味を帯びたのが5〜6年前。
そして今年、ついに渡航が決定した。
メンバーは私とマッコウに加え、はじめ・rioさん・ウォーリー・宮本・藤原君の7人。

来週末にまず下甑島に渡った後、下甑島から漁船で3時間半ほど走って宇治群島へ。
宇治群島は昔カツオ漁船の基地があった場所で、小さな避難港がある。
そこに船を付け、夜はテントで1泊する。

鹿児島県の離島は結構足を伸ばしている。
上の地図に今まで潜りに行ったことのある島を列挙した。
赤文字で示した宇治群島の他、もう少し南には草垣群島もある。
草垣群島はまだ行ったことのない場所だが、こちらもいつか行ってみたいものだ。

        2013-07-05       クンカクンカ

ヤマユリ

帰宅して部屋の電気をつけ、ソファに荷物を置き、部屋着に着替えるために寝室に入る。
寝室の電気のコードに触れる前に、ほのかに漂う甘い香りに気付く。
ああ、咲いたな。
誰に言うでもなくつぶやいた。

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ヤマユリがついに開花した。まずは一つ。
つぼみの先端が開き、雌しべと雄しべが見えているものが数個ある。

昨年に比べると、つぼみの数は大幅に増えたものの、開いた花の大きさはまったく変わっていない(非常に小さい)。
う〜ん、何でだろうか。
茎は太くなり、草丈もかなり伸びたんだけどなぁ。

ヤマユリの学名を調べるついでに画像検索してみて、重大なことに気が付いた。

これ、ヤマユリじゃねぇ‥‥!!
カノコユリじゃねぇのか!?
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??

いや待て、ヤマユリの紅筋じゃ‥‥ないよな、やっぱカノコだよな‥‥_| ̄|○
ヤマユリという名の球根を買ったのに‥‥
昨年咲いた花を確認しようと写真フォルダを探してみたところ、何と昨年はつぼみの状態で撮っただけだったぜ‥‥。
なんてこった‥‥。

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話は変わり、特定(危険)動物についてのパブリックコメントを環境省で募集中だ(7月12日締め切り)。
ヘビに関するところでは、アナコンダ・ボアコンストリクター・アメジストパイソン近縁種群についての3点。
私は既に1週間以上前にパブリックコメントを送ってある。

・アナコンダについてはオオアナコンダだけでなくキイロアナコンダも含めたアナコンダ属として属レベルで規制するべき
・ボアコンストリクターの特定リストからの削除は賛成
・アメジストとオーストラリアヤブを特定リストに入れ、ハルマヘラ・モルカン・タニンバーはリストには入れないことに賛成

とした。各人いろいろな意見があると思うが、言いたいことがある人はぜひパブリックコメントを送るべきだ。
with attitude じゃないとな。

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8月の終わりに引っ越すかもしれん。遠くに。
科博での仕事と東邦大での仕事をポイッとほっぽり出すわけにはいかないので、今いろいろと調整中。


写真
ユリ目ユリ科カノコユリ Lilium speciosum
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-07-03       9巡目一時帰宅

野良牛

3月末に警戒区域の再編が行われ、私の実家は帰還困難区域に入った。
3種の区域のうち最も空間線量が高く、許可無しに立ち入ることのできない区域だ。
当然まだ電気・水道・ガスなどライフラインは復旧しておらず、除染も行われていない。
ただ、これまでは平均して3ヶ月に一度しか帰宅できなかったのが、再編後は1ヶ月に一度帰宅できるようになった。

一時帰宅の際には自宅に行く前に毎回お墓参りをしているが、お墓のある辺りは居住制限区域になった。
この区域に自宅のある人は、宿泊はできないが昼間だけ許可無しにいつでも帰宅することが可能だ。
私の自宅付近(帰還困難区域)の空間線量は約2.8毎時マイクロシーベルト(μSV/h)、お墓の辺り(居住制限区域)は約1.8μSV/hだった。

帰還困難区域はそこに出入りできる道すべてがバリケードで封鎖されている。
入るためには決められた場所で行われている検問を受けなければならない。
また、区域内でも至る所でパトカーが巡回している。

写真は帰還困難区域内にまだいる野良牛。
耳についた黄色いタグが、この野良牛が震災前から飼育されていたことを示している。
震災後に生まれた野良牛もいるようだが、それらは当然タグがついていない。

発電機

さて、今回の一時帰宅は栗岩家にとって非常に大きな発展があった。
理由は二つあるが、その一つが写真の発電機だ。

2年4ヶ月ぶりの掃除機

2011年3月11日以来、2年4ヶ月ぶりに家の中で掃除機の音が響く。

地震で棚から崩れ落ちた本、落ちて割れたガラスや食器、ヒビが入り崩れ落ちた壁。
あらゆるものが散らばっていたが何とか片付き始めた矢先、突如大発生したネズミ。
家中が埃をかぶり、至る所にネズミの糞が転がっている。

掃除機がそれらを綺麗サッパリ取り除いてくれた。電気の力の偉大さを痛感した。
次回からは漂白剤と洗剤をつけた雑巾で家中を拭いて掃除する予定だ。

雑草が生い茂る

一方、庭の方に目を向けると、隣の家の壁が見えないほどに雑草が生い茂っている。
自宅に置きっ放しの車(既に廃車処理済み)は緑色の苔に覆われて古びてしまっている。
張ってあるロープは野良牛が入ってこないようにするためのものだ。

刈払機

発電機に続くもう一つの大きな発展は、この刈払機だ。
昨年の一時帰宅の際には、私が汗だくで草刈り鎌一つで雑草を刈りまくったが、年々雑草がひどくなり、
もはや人力では草刈りは不可能というくらいになってしまった。
そこで導入したのが刈払機というわけ。
ちなみに写真はおやじが草を刈っているが、この後すぐ私に代わり、9割9分を私が刈り払った。

最大勢力のゴボウ

生い茂る雑草の勢力図は、時を経過するごとに変わるようだ。

最初に勢力を増したのはセイダカアワダチソウ。この時は庭の畑中が黄色くなった。
次はヨウシュヤマゴボウ。不気味な赤紫色の実をあちこちにぶら下げ、ぶっとい木と化したヨウシュヤマゴボウが畑中を埋め尽くした。
かなり大きかったイチジクの木も、ヨウシュヤマゴボウの勢力に負けて哀れにも枯れてしまった。

そして今回、一大勢力となったのはゴボウだった。そう、キンピラゴボウのゴボウだ。
庭に植え、収穫して食べていたゴボウが一気に広がり、すべてを飲み込んでしまった。
ゴボウも生長すると草丈は3mを超え、茎の太さは直径5〜6cm以上にもなる。
こうなるともはや草ではない、木だ。

畑が薮と化している

手前にあるアーモンドの木の後ろは、雑草で生い茂って薮と化している。
さぁ刈ったるで〜!

刈払機サイコォゥゥ

刈り払った草は時間がないのでそのままになっているが、覆い尽くした雑草はほぼすべて刈ったったぜ!
隣家の壁も見えるようになった。

勝手口までの道を雑草が塞ぐ

駐車場から勝手口までの間も雑草が生い茂って塞いでいたが、

スッキリ

スッキリ。
この後、除草剤を撒いておいた。

雑草で池が見えづらい

家と池の間も雑草が茂り、池がよく見えなかったが、

池が見えるように

池が見えるようになった。
ちなみに池の前に生えていたススキの群集は、庭に入り込んだ野良牛の糞から生えてきたもの。
刈った後、除草剤を撒いておいた。

菖蒲は強い

池の中の菖蒲はものすごい大きく成長している。強いな〜こいつら。

スイレンも強い

雑草で覆われていたスイレンも見えるようになった。
野良牛に倒されたプランターのスイレンは枯れてしまったが、倒れずに残ったプランターのものは元気なようだ。

次回10巡目の一時帰宅は、今月末の予定。

写真
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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