たゆたえど沈まず

MOGULER'S DELIGHT 別室 [NewEntry] [Admin]

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
http://higedura.com/

mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

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        2014-04-28       邪神降臨

パプアンパイソン Apodora papuana

なんか厨二病みたいなタイトルだけど‥‥

ニューギニア島の邪神、パプアンパイソン
(インドネシアWC、メス、約 1.3 m、638 g)
パプアンパイソン Apodora papuana

本当に奇怪な顔をしている。
邪神、怪物、妖怪 ー 。
しっくりくる形容詞はたくさんあるが、どれもベクトルの方向は同じだ。


パプアンパイソン Apodora papuana

まだケージが届いていないので取り急ぎ衣装ケースに入れている。
頭部に対して目が大きく、幼さが目立つ。

バンバン飛んでくるんだけど餌には食いつかず、置餌で呑んでいる。
びびっているだけだから、オリーブの時のようにそのうち落ち着いて餌も巻き付いて呑むようになると思う。
それから体の触り心地はオリーブと同じかなと思っていたけど、全然違うんだねコイツ。

写真
有鱗目 ニシキヘビ科 パプアンパイソン Apodora papuana
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

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        2014-04-26       キンタマのシワで迷路してたらもうこんな時間

名護市場

先日、学振PDの小枝君と立原研の4年生と3人で、名護の魚市場と美ら島財団へ行って来た。
名護の魚市場に行くのは、いつも頼んでいる仲買人さんに競りでお目当ての魚(研究用)を落としてもらうため。
一応は一般の人は入れないことになっているが、うるさく言われることはなく、観光客も数人いた。

名護市場

名護市場は揚がる魚種が結構豊富なので、見ていて面白い。
ちなみに黄色いキャップを被っている人たちが仲買人。
並んだ魚介類を見ながら、競るかどうか、競るならいくらにするかを決めている。

競り

競りが始まった。
仲買人たちがピリピリしながら競っているので、競りの最中は近寄らないようにする。

ハマダイ(沖縄名アカマチ)

沖縄三大高級魚の一つ、ハマダイ。
沖縄ではアカマチと呼ぶフエダイ科の魚。
伊豆諸島の八丈島ではオナガと呼んでいて、やはり高級魚の扱いだ。

シロクラベラ(沖縄名マクブ)

沖縄三大高級魚の一つ、シロクラベラ。
沖縄ではマクブと呼ぶベラ科の魚。
私はまだ食べたことがないので、沖縄に住んでいる間に食べてみたい。

スジアラ(沖縄名アカジン、アカジンミーバイ)

沖縄三大高級魚の一つ、スジアラ。
沖縄ではアカジン、またはアカジンミーバイと呼ぶハタ科の魚。
今、私がメインで研究している魚でもある。

サザナミダイ

いろいろな魚種が揚がっていたが、おっ!?と気を引かれたのがこの魚。
サザナミダイというフエフキダイ科の魚で、特に珍しいわけではないが、初めて見た。


名護の市場を後にして、美ら海へ。
といっても水族館ではなく、道路を挟んで向かい側にある美ら島財団だ。
美ら島財団は美ら海水族館や首里城などを運営している一方、研究部署(一般非公開)もある。

美ら島財団

琉大標本(URM-P)を運び込む。
吉野先生が定年で退官した後、琉大標本(吉野標本)は美ら島財団へ移管された。
その後も引き続き琉大で登録して美ら島へ持って行く形になっている。

ホホジロザメ胎児

ホホジロザメの尾柄部から尾部のレントゲン写真を撮るために、ホルマリン固定された標本を水洗中だった。
このホホジロザメは生まれる直前の胎児で、1994年に読谷で揚がった母体から出て来た6胎児のうちの1個体とのこと。

ホホジロザメ胎児

胎児だが立派なホホジロザメの顔をしている。
この後、乾燥防止のために巻いている新聞紙を取り除いて全身が見えたが、写真を撮るのを忘れてしまった。

美ら島財団の標本庫

美ら島財団の標本庫。
琉大標本(吉野標本)の棚と、美ら島標本の棚。
思ったより規模は小さかった。
というか、科博にずっといたので国内の大学・博物館の標本庫はどこを見ても小さく感じてしまうのは仕方ないだろう。

リュウキュウアユのホロタイプ

感激したのはリュウキュウアユのホロタイプを見れたことだ。
もちろん東大時代の指導教官、西田先生が記載したものだ。

標本庫以外にも実験室や研究室に立ち寄った。
次に来る時は水族館のバックヤードを見せてもらおっと。

写真
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

        2014-04-18       続・ハリソンアイ

イリアンジャヤカーペットパイソン Morelia spilota harrisoni

購入から約1ヶ月、餌を差し出してもシューシュー噴気音を出すだけで、怖がって逃げてしまう状態が続いていた。
冷凍マウス・ラット・ヒヨコ、活マウス、何をやってもダメ。置餌でもダメ。
参ったなぁと思っていたら、色がくすんで脱皮の準備に。

脱皮前だから食べなかったのか、関係なく食べないのか分からないまま、脱皮後に給餌。
餌を差し出した時の反応は変わらなかったが、置餌で拍子抜けするくらいあっさりと食った。
しかもかなり大食漢のようだ。

餌の嗜好については、ヒヨコはペロペロ舌を出してにおいを嗅ぐだけだが、マウスとラットは好き嫌いなく呑む。
両方並べるとラットの方を先に呑むので、これは将来が楽だ。

イリアンジャヤカーペットパイソン Morelia spilota harrisoni

ところで、脱皮の前後に2回糞をしたが、それが灰〜青銅色でドロッドロの半液体状のもの。
日本への輸送で体調を崩していたのだろうか。
こんな色、そして半液体状の糞なんて見たことがなかったので、かなり心配した。

そして餌を食べるようになった後、3回排泄した糞(尿酸のみも含む)はどれもほぼ普通の状態になった。
まだ少し灰〜青銅色のものが含まれている時があるが、もう大丈夫だろう。

購入直後は痩せていた体が、心なしかふっくらした気がする。
相変わらず私に対してはビビって逃げ回るが、置餌であればバンバン呑むし、これでひと安心だ。

イリアンジャヤカーペットパイソン Morelia spilota harrisoni

シュッとした顔つきで、なかなかカッコイイ。

写真
有鱗目 ニシキヘビ科 イリアンジャヤカーペットパイソン Morelia spilota harrisoni
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(1枚目)、Makro-Planar T* 2/100 ZF(2・3枚目)

        2014-04-13       あの、わたし、キキです。魔女のキキ。こっちが B'z の松本。

セントラルパイソン Morelia bredli

最近 動きが活発になってきて、ケージから出ようとする時も。
スライドドアを開けて見ていたら、ケージから出てコートハンガーへ登って行った。

セントラルパイソン Morelia bredli

扱える長さ、適度な太さ、ツルツルした気持ち良い触り心地、大人しい性格。
イイネ!

セントラルパイソン Morelia bredli

下から見る機会はあんまりない。

セントラルパイソン Morelia bredli

ケージに戻る。
このヘビも明るくなったり暗くなったりと、結構ころころと色合いを変えるようだ。

写真
有鱗目 ニシキヘビ科 セントラルパイソン Morelia bredli
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2014-04-10       プーさん「ヤバイ、猟友会の奴らだ」

ボールパイソン Python regius
購入から10ヶ月間、普通に食う(マウスのみ、ラットは嫌がる)



驚愕の11ヶ月間の拒食



突然食い始め、1ヶ月間 猛烈に食う(ラットのみ、マウス嫌がる)



再び拒食、4ヶ月間



また食い始める(マウスのみ、ラット嫌がる)← 今ここ


ボールってホントわけわかんねぇな‥‥


写真
有鱗目 ニシキヘビ科 ボールパイソン(モハベ het. ゴースト)Python regius
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2014-04-06       ピースな愛のバイブスで、ポジティブな感じでお願いしまーす

シマハタ Cephalopholis igarashiensis
久しぶりに魚ネタを。
週に二回、水試の人たちが市場へ魚を調達に行っており、
「揚がっていたら競りで落として欲しい」と頼んでいる魚が何種類かある。
先週の木曜に、そのうちの一種シマハタが揚がったと連絡があり、受け取って標本にした。

どぎつい原色をまとうこのシマハタは、豆南諸島・須美寿島で採集された個体をホロタイプとして、
1957年に山口大学の故・片山正夫先生が記載した深海性のハタだ。

Katayama, M., 1957.
Four new species of serranid fishes from Japan.
Japanese Journal of Ichthyology 6: 153-159.

この論文では4種のハタ科魚類(シマハタ、アカハタモドキ、ヒラスズキ、バケスミクイウオ)が記載されている。
これらのうち、前者2種は現在でもそのままハタ科だが、後者2種、ヒラスズキとバケスミクイウオは、それぞれスズキ科とホタルジャコ科になっている。

シマハタは、日本周辺海域では南日本の太平洋岸において深海から稀に釣り上げられることがある。
この個体は八重山諸島から宮古島間の海域で、水深約300mから一本釣りで採集された。
アカハタモドキ Epinephelus retouti
上述の論文でシハマタと同時に記載された深海性のハタ、アカハタモドキも、実は豆南諸島(鳥島)で採集された個体を元に記載された。
(片山先生は E. truncatus として記載し、現在は E. retouti のシノニム)

片山コレクションの標本とともに、片山先生のフィールドノートもご遺族から科博に寄贈されており、それを見る限りでは、
片山先生はご自身では豆南諸島に行っていないのではないかと思う。
どういうことかというと、須美寿島と鳥島で採集を行ったとすれば、他にも多数の標本があって然るべきだが、それが一切ない。
つまり、シマハタとアカハタモドキは、豆南諸島へ漁に出た八丈島の漁師さんから受け取ったものではないのだろうか。
もう今となっては調べようもないが。

ちなみにシマハタもアカハタモドキ(E. truncatus)も、ホロタイプは科博に登録されている。


写真
スズキ目 ハタ科 シマハタ Cephalopholis igarashiensis(八重山諸島産)
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

スズキ目 ハタ科 アカハタモドキ Epinephelus retouti(小笠原群島母島産)
D3 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2014-04-01       ドゥフフフフww コポォwww

ネコ@徳島

新年度になり、昨年申請した科研費の結果が出た。
で、残念ながら通らず、でした‥‥。
必然的に今年の豆南諸島調査は消滅ということに。
これで自分が代表者になっての科研費申請は1勝2敗と負けが先行する形になってしまった。
その代わり、代表者ではなく分担者になっていた申請は通ったので、おこぼれで今年の南大東島調査と来年の小笠原調査が決まった。


科研費申請の結果が出たことで、やっと今年のスケジュールの大枠も決められる。
6〜7月に南大東島(調査)、7〜8月に鹿児島の下甑島(調査)、7〜9月に西表島(遠征)。
この三つは決定。三つとも時期が近いので、かなりタイトなスケジュールになりそうだ。

久しぶりに台湾へ調査に行きたかったけど、研究費と時間の関係で難しいかもしれない。今のところ五分五分。
遠征では佐渡島、神津島、島根に行きたいんだけど、こっちは優先順位が落ちてしまうのでなかなか‥‥。
まぁこのあたりは流動的ということで。

写真
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(2009年7月 徳島県)

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