たゆたえど沈まず

MOGULER'S DELIGHT 別室 [NewEntry] [Admin]

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
http://higedura.com/

mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

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        2015-03-31       さらば沖縄

さらば沖縄

何とか引っ越しの梱包を間に合わせ、沖縄を発って早数日。
今日まで都内の両親宅に滞在し、明日からは筑波。

一年半、沖縄生活を満喫できたとはとても言えず、名残惜しい気持ちは日に日に増すが、
観光での短期滞在ではなく仕事をしながら沖縄に住めることなどなかなかないわけだし、あらためて良い機会だったなと思う。

愚痴になってしまうので詳しく書くつもりはないが、人間関係で苦しんだ一年半でもあった。
しかしその反面、水産試験場の人たちをはじめ素晴らしい縁もできた。
また、他人はあてにできないという環境にあったことが、逆に自分なりに必死で勉強する(せざるを得ない)環境となり、
結果として、それもまた自分にとって大きな実となった。
ただ、自分一人ではどうにもならないことも多く、その際には古くからの(研究関係の)友人たちの協力があったわけで、彼らには感謝してもしきれないほどである。

さらば沖縄

一年半という短い期間ではあったが、住んでみて初めて分かった沖縄の良い点、悪い点。
短い期間ではまだまだ分かり得ない点。逆に、短い期間であっても内地から来たからこそ分かること。

再び住む機会はないかもしれないが、調査やら観光やらでまた訪れることがあればと、心から思う。
沖縄は素晴らしいところ、今、あらためてそう思う。

アオダイショウ Elaphe climacophora

ところで、ヘビたちの引っ越しは残念な結果となってしまった。
一番の古株だったアオダイショウと、グリーンパイソンが死んでしまった。

筑波から沖縄に来る時は、後輩にしばらく預かってもらい、私の引っ越しが終わってから羽田から那覇空港へ航空便で送ってもらった。
この方法がおそらくベストで、送り手と受け取り手が共に空港へ行く必要はあるが、輸送時間は数時間で済み、
ヘビたちにかかるストレスは最も少ないだろう。

今回も那覇空港から羽田に送ろうかと考えていたが、頼もうと思っていた研究室の学生が病気で入院することになってしまい、
私の引っ越し時には退院はしていたものの、一ヶ月間は車の運転をしないよう医者から言われていたので、頼めない状況に。
大学時代の後輩もいたが、ヘビは苦手で、かつ小さいお子さんも二人いるので頼めず。

となると、ゆうパックで送るか、車を貨物船で送る際に車の中に入れておくかの二択となる。
ヘビ10個体、そのうちセントラル・オリーブ・パプアンは結構大型なので、結構な大きさと重さになるし、
一泊二日でゆうパックより、二泊三日で車の中の方が、振動も少なくいいだろうと判断した。
この判断自体は間違っていなかったと思う。

有明港で車を受け取り、運転席のドアを開けた瞬間、車の中に充満する腐敗臭。
一瞬で、10個体のヘビのうち最低でも1個体は死んでしまったことを理解した。
コンビニに寄り、荷室を開けて衣装ケースなどのカバーを外して見てみると、大型の3個体とウォーターは無事。
となると、6段式の衣装ケースの各段にそれぞれ入れてある、アオダイショウ・GTP・ボール・ATB3個体に不幸なことが起こったということになる。

両親宅に着いてから衣装ケースを開けてみると、まずGTPが隙間に無理矢理頭をねじ込んで出ようとして、途中でつっかえてそのまま死んでいた。
そしてアオダイショウはケースの中で静かに息を引き取っていた。
ボールとATB3個体は無事。

アオダイショウが死んでいたことを考えると、寒さではなく、暑さが原因で死んでしまったことが推察される。
この時期に那覇から有明まで数日かけて航行する貨物船の貨物室は、とても冷える。
これは、快適に暖房が効いた観光フェリーや客船ではなく、
冬期に調査船に乗った経験がある人や、貨物船で密航した経験がある人なら容易に分かることだ(私はどちらもある)。

そのため衣装ケースにはホッカイロを貼って寒さ対策をしていたのだが、GTPには暑すぎたようだ。
昨年、調査出張で2週間家を空けた際、GTPだけが死んでしまっていて、もしかしたらGTPは暑さにはあまり強くないのかもしれないと思っていたが、
今回の件で確信に近いものを得た。少なくともアルー諸島産のGTPは、暑さにはあまり強くないと思う。
南緯6度付近に位置するアルー諸島だが、現地では比較的標高の高いところに住んでいるか、
あるいはジャングルの中でも風通しの良いところに住んでいて、熱がこもるような環境は苦手なのかもしれない。

温帯種であるアオダイショウの入ったケースにはホッカイロは貼っていなかったが、他のケースに貼っていたものからの熱が伝わることまでは考えが及ばなかった。
東京から筑波に引っ越したその日にアパート前で捕まえ、ずっと抑えていた爬虫類飼育意欲のスイッチを入れてくれたアオダイショウ。
捕まえた時はベビーサイズ、それが3年半後の今、随分と大きく成長してくれたのだが‥‥。
うーん‥‥とても残念だ‥‥!

グリーンパイソン Morelia viridis

何かに咬まれたような比較的大きな傷が首の後ろあたりにあり、そのため破格の値段で購入した個体。
下の写真を見ると、ホワイトブロッチが結構多いのが分かる。
これくらいのグレードの個体がハイホワイトとして売られているのも見かけるが、私の購入価格の2倍から3倍近いこともある。
まぁ価格の話をすると何だかなぁという人もいるが、私のように少ない生活費の中でやりくりしている者からすれば、
やはり惜しかったなぁという気持ちが出てくるのは仕方がないのではないか。

サイドから腹側にかけてはブルーの乗りも良かったし、餌食いもバッチリで、良い個体だった。
それだけに、GTPには縁がないのかなぁとも思ってしまう。グリーンパイソン好きなんだけどなぁ‥‥。
でも、たぶん、懲りずにまた飼うと思うよ‥‥。というか飼うよ‥‥。
過去2個体の失敗を教訓に、今度はああしようとか、こうしようとか、今いろいろ考えている。

グリーンパイソン Morelia viridis

グリーンパイソン Morelia viridis

明日、筑波の新居に荷物が搬入されるが、ガラスケージが無事でありますように‥‥(切実)。

写真
D700 +
AF-S Nikkor 35mm F1.4G(西表島風景)
Ai Micro Nikkor 200mm F4S(アオダイショウ)
AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(GTP)
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        2015-03-23       それは私のおいなりさんだ

オリーブパイソン Liasis olivaceus

あと三日で沖縄を発つ。
仕事上はやり残したことはないが、忙しくて出かける時間もあまりなかったので、
仕事以外では心残りがたくさんある。名残惜しくてちょっとさみしい。

引越の準備も何とか間に合いそう。というか間に合わせなければマズイんだけど。
荷造り作業の気分転換に、撮りためてあった写真をいくつかアップして記事にしようと思う。

まずは「好きなヘビ」不動の一位、オリーブパイソン。
以前ほどのアホみたいな成長速度は陰りを見せているものの、食欲は相変わらずぶっとんでいて体重も5キロを超えている。
引っ越しのことを考えて3月に入ってから全個体の給餌をストップしているが、オリーブの餌クレ行動は日に日に激しさを増している。

パプアンパイソン Apodora papuana

パプアンパイソンは手メジャーで2.8〜2.9mくらい、体重も順調に増えて3.5キロとなり、ようやくふっくらして来た。
元がだいぶ細かったし、同じくらいの長さのオリーブと比べてもまだまだ。
パプアンも激しく餌クレしてくる。
筑波に行って落ち着いたらたっぷり餌をあげるつもり。

ウォーターパイソン Liasis fuscus

ものすっごい久しぶりのウォーターパイソン。
2ヶ月間ほど餌を食べなかったが、最近食べる気になったようだ。が、もちろん引っ越しのためお預け状態。

グリーンパイソン Morelia viridis

普段は非常に大人しくて、購入以来一度も飛んでくることのなかったGTPだが、
空腹状態で気が立っているのか、荒くなった。
相変わらず昼間あるいは電気を付けていると丸くなって動かないが、暗くなると途端に動き出すのが面白い。

セントラルパイソン Morelia bredli

セントラルパイソンも3ヶ月くらい餌を食べていないが、最近ケージの前に立つと反応を見せるようになり、食べそうな雰囲気。
なんだかんだでまだ少しずつ成長しているようで、体重は7キロを超えている。

アマゾンツリーボア Corallus hortulanus hortulanus

少し前の脱皮後、突然ツヤッツヤになったATB(ガーデンフェイズ;GP)。
交尾しないかなと、黄色の個体(メス)を赤の個体(オス)のケージに入れたところ、
互いに嫌がってケージ内がぐちゃぐちゃになってしまった。

それではと、黄色をGP(オス)のケージに入れると、黄色は嫌がるがGPは興味津々で、そのまま放置していたら
何回か交尾しそうになっていた。
オスが尾を絡めてケヅメで総排出腔を探っていたが、ちゃんと交尾までいったかどうかは見ていない。
その後、黄色とGP共に脱皮、黄色は特に色合いは変わった感じはしないが、なぜかGPはツヤツヤに。

まぁうまく交尾まで行かなかったとしても、来年トライしてみればいいかなと思う。

写真
D700 + Macro APO-LANTHAR 125mm F2.5 SL (パプアン), Makro-Planar T* 2/100 ZF (その他)

        2015-03-11       むっちゃ強いのにむっちゃカッコ悪くてそこだけが残念だった敵と言えばバンリキモンス

グリーンパイソン Morelia viridis

プロジェクトの報告書がほぼ作り終わり、論文も投稿まであと一歩、
締め切りを過ぎてしまっていた論文の査読(peer review)もやっと終了。
あとは今週末と来週前半にある二つのプレゼンの準備。

体調はまだイマイチだけどもうひと踏ん張りだな‥‥。

グリーンパイソン Morelia viridis

白黒にしてもGTPはカッコイイな。

写真
有鱗目 ニシキヘビ科 グリーンパイソン Morelia viridis
D700 + Makro-Planar T* 2/100 ZF

        2015-03-03       イタタ. . . 本日、仮病のため休みます

ジンベイザメ Rhincodon typus

4月から科博(国立科学博物館)に戻ることが決まった。
元々、雇用されている琉大(と水試の合同)プロジェクトは今年度までで、更新の予定もなかったため、
4月からはどこかに移動しなければならなかったが、まさかまた科博に行くことになるとは予想していなかった。

3月中旬までに二つプレゼンがあり、それが終わるまでは新居探しに筑波に行く時間もなく、
引っ越しも大急ぎですることになりそうで、かなりバタバタしそう。
ブログもしばらく休みます。時間が取れん‥‥。

ジンベイザメ Rhincodon typus

そしてこの1週間半は、忙しくてたまんないのに風邪で熱出してフラフラだった。
38度6分からは下がったが本調子にはまだまだで、午後になると体がふらつき、微熱も。
今倒れるわけにはいかないのでここが踏ん張りどころ。

ジンベイザメ Rhincodon typus

先日、標本の登録と計測のために美ら海水族館を管理している美ら島財団の研究部へ行って来た。
作業は案外すぐ終わったので、美ら海水族館のバックヤード(裏側)を案内してもらった。

このジンベイザメの光景も、実は一般のお客さんが見ているのとは逆の方向から見ている。
一般のお客さんは向こうからこちらを見ている形で、私は飼育員用の小部屋から見ている形。
よく見ると、向こうからこちらを見ているお客さんたちの姿がうっすらと水槽の壁面に写っている。

美ら海水族館・大水槽バックヤード

ジンベイザメの入っている大水槽を上から見たところ。
ここは一般のお客さん用のバックヤードツアーでも見ることができるようだ。
(左上に一般のお客さんたちが見える)

美ら海水族館・大水槽バックヤード

大水槽に関しては、一般のお客さん用のところからの方が眺めは良さそうだ。

美ら海水族館・大水槽バックヤード

上から見たジンベイザメ。

美ら海水族館・バックヤード

階段を下りてストックルームへ。
これこそバックヤードっぽい。

美ら海水族館・バックヤード

ストック水槽や、療養中の魚が入った水槽などが並ぶ。
こちらはもちろん一般公開はされていない。

美ら海水族館・バックヤード

この後、一般公開されているところも見て行きますか?と言われたが、
ちょうどこの頃から熱が出始めていて、あまりの体調の悪さにバックヤード見学のみで切り上げた。
美ら海水族館に入るのは10年以上ぶりだったので、本当は見て行きたかったが‥‥。残念。

先週末は第一回目となる沖縄県内の魚類研究者の交流会があり(発起人は立原先生)、体調の悪い中、参加してきた。
案の定、一泊二日の間中、ずっと風邪で朦朧としてたわ‥‥。
他の人の発表は興味深く聞けたが、質問する元気もあまり出ず。

そんな状態なのに夜は久しぶりにお酒を飲み、同部屋の昆さんと宮本君と夜中まで話し込んだ。
寝る前にトイレに行ったら、灯りが付いているのは自分たちの部屋だけだったという‥‥。
二日目は一日目に輪をかけて絶不調。まぁ当然の結果だけど。

そんなこんなでまだ体調不良が続いているが、何とか踏ん張って乗り切らねば。
10月以来潜っていないし、最後にもう1回くらい沖縄で潜りたかったが、とてもそんな時間は取れず。

また、既にドイツからは新しい生体が都内のショップに届いている。
今は通販禁止なので、筑波へ引っ越してから現物確認後に手渡しで受け取る予定。

とまぁいろいろ書くことはたくさんあるんだけど、上述の通りしばらくお休み。
他の人のブログはチラチラ見させていただきますけどね。

写真
D700 + Distagon 2/35 ZF

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