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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

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        2014-05-09       遍歴

マタマタ Chelus fimbriatus

昔の写真が出てきたのでスキャンしてみた。
ヘビクビガメ科の中でも特に奇異な姿をしていると有名なマタマタ。
中学の時にベビーを購入し、13年飼育。最終的な甲長は39cmだった。

この写真はまだ60cm水槽で飼っていた時のものだから、甲長はまだ20cm台。
そのうち60cm水槽では体を回転させることもできなくなったので、実家に持って行って大きな青コンテナに入れた。
最後は真冬にヒーターの故障に気付かず、冷たい水の中で死なせてしまった。
甲長40cm目前で、まだまだ長生きできただろうに、かわいそうなことをした。

ネットを見ていたら「マタマタは飼育下では甲長30cmを超えることはない」なんてのが出てきたが、
とりあえず10年飼ってみ?30cmなんて楽勝で超えるよ!

ヘビを飼い始めたのはここ数年のことだけど、実は初めて外国産の両生爬虫類を飼ったのはかなり古い。
というか、もうおっさんだから必然的にそうなるだけだけどな!
(過去の記事にも書いたが日本産のものも古くて、今実家にいるアカハライモリは今年で飼育30年目)

昔の写真も出てきたことだし、いい機会なので遍歴を振り返ってみたい。

マタマタ Chelus fimbriatus

一番最初に飼った外国産のものはスズガエル(チョウセンスズガエル)。
川崎に住んでいた時、雨の日に公園の水たまりにスズガエルがいて(誰かが飼っていたのが逃げたもの)、捕まえてそのまま飼育した。
当時そこらへんのペット屋さんでも普通にスズガエルが売っていて、今では考えられないがトウキョウサンショウウオが成体だけでなく卵塊でも売っていた。
トウキョウサンショウウオは卵塊から育てた覚えがあるが、育ってからどうしたのかは記憶にない。

中学の時に月刊アクアライフをたまたま見て、「べべべベルツノが売っている!?」と驚いた。
ベルツノガエルとアマゾンツノガエルは憧れのカエルだったが、図鑑でしか見たことなかったし、
それが日本で売っているなんて夢にも思っていなかったから。

東京に遊びに行って、今はもうない有名なショップ「アクアショップミカミ」や「アクアポイント」に行ったのが懐かしい。
中学・高校の時はお金も全然ないし、買ったのはベルツノ、セマルハコガメ、オオアタマガメ、マタマタのみ。
ベルツノは今と値段はあまり変わらなかったけど、セマルとオオアタマは少し育った甲長10〜15cmサイズで5,000円くらい、マタマタはベビーで9,800円だった。
強烈に覚えているのはスッポンモドキで、当時はまだ非常に珍しくて、100万以上していた。
今から25年も前の話ですよ。

ヘビももちろん飼いたかったけど、当時は冷凍マウスなんて普及していなかったので飼育の対象にはならなかった。
もちろん暖突なんてなかったし。
それを考えると今はイイ時代になったなと感慨深いものがある。

高校の時、月刊アクアライフで両生爬虫類特集号が2回あった。今でも大事にしている1990年11月号と1991年11月号だ。
この中でヘビの飼育者が結構出ていたので、この頃には冷凍マウスは普及していたのかもしれない。
あの「BIBLE」「BIBLE II」が出たのもこの頃、91年と92年。
パーケリーナガクビガメやフトアゴヒゲトカゲのレッドタイプが初めて誌面で紹介され、日本への輸入が待ち望まれる、なんて書いてある。
お年玉を貯めて赤いアトラス、日本カエル図鑑も買ったっけ。
日本野生生物研究センター(現・自然環境研究センター)の書籍販売部が本郷にあり、そこに洋書を買いに行ったら千石さんがいて、
結構長い時間話をさせてもらったのはいい思い出だ。
当時買った本や雑誌、図鑑は全部とってあり、今も部屋の本棚に入っている。

大学時代はマタマタのみを飼育していたが、月刊アクアライフは見なくなり、私の(ペットとしての)両生爬虫類に関する情報はいったん途絶えることになる。
大学院で東京に住んでからは、狭いアパートになってしまったので何も飼育せず(マタマタは実家へ)。
ああ、でも発生実験用のアフリカツメガエルを分けてもらったり、海外へ赴任する先輩にもらったバジェットガエル(初めて見た時は驚いた)は飼っていたな。

オリーブパイソン Liasis olivaceus
(昔の写真が二枚しかないのでオリーブを@2013年11月)

科博でポスドクとして働くようになり、数年後に科博の研究部が新宿から筑波に移転するのに伴い、私もつくば市へ。
今度は東京と同じ家賃でも広いアパートに住めたし、何より引越した日にいきなりアオダイショウのベビーを家の前で捕まえて、
長い間(ほとんど)何も飼育していなかった反動が一気に出た。
ショップのHPや個人のブログをネットで見るようになり、自分でも初めてヘビを飼い始めた。

大学入学以降、情報を入れなくなって15年以上も間が空くと、値段だけでなくいろいろと変わっていることも多かった。
ヒョウモントカゲモドキがヒョウモンではなくレオパと呼ばれていたり、カエルアタマガメがカエルガメになっていたり。
ボールパイソンは神経質で飼育が難しいという扱いで、見かけることなど一度もなかったのに、今では最も普通に売られているニシキヘビだ。
高額だったスッポンモドキなんて、ホームセンターのペットコーナーで売られていることもあるほど。
ちなみにレオパという呼び方についてはどうしても馴染めない。

と、ざっと今までの遍歴を振り返ったが、(繰り返しになるが)特にヘビの飼育に関してつくづく今はいい時代だなと思う。
情報もエサも飼育器具も、昔と比べて雲泥の差だ。
今ヘビをたくさん飼っているのは、昔ヘビが飼いたくても飼えなかった反動があるからなのは間違いないだろう。

今日もまた、そんな感慨に耽りながらビールを飲みつつケージを眺め、ふらふらと酔った勢いでATBを触ろうとして手を咬まれ、絆創膏を貼ってベッドに入るのであった。

F i n

写真
カメ目 ヘビクビガメ科 マタマタ Chelus fimbriatus
一枚目:年月不明(1997年頃?)
二枚目:おそらく1996年

有鱗目 ニシキヘビ科 オリーブパイソン Liasis olivaceus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

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