たゆたえど沈まず

MOGULER'S DELIGHT 別室 [NewEntry] [Admin]

カレンダー

06 « 2017-03 « 07
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

記事分類

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

プロフィール

栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

HP: MOGULER'S DELIGHT
(ほったらかし中)
http://higedura.com/

mail: spearfishing (アット) ab.auone-net.jp

RSS

広告

FC2Ad

        --------       スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

        2015-03-31       さらば沖縄

さらば沖縄

何とか引っ越しの梱包を間に合わせ、沖縄を発って早数日。
今日まで都内の両親宅に滞在し、明日からは筑波。

一年半、沖縄生活を満喫できたとはとても言えず、名残惜しい気持ちは日に日に増すが、
観光での短期滞在ではなく仕事をしながら沖縄に住めることなどなかなかないわけだし、あらためて良い機会だったなと思う。

愚痴になってしまうので詳しく書くつもりはないが、人間関係で苦しんだ一年半でもあった。
しかしその反面、水産試験場の人たちをはじめ素晴らしい縁もできた。
また、他人はあてにできないという環境にあったことが、逆に自分なりに必死で勉強する(せざるを得ない)環境となり、
結果として、それもまた自分にとって大きな実となった。
ただ、自分一人ではどうにもならないことも多く、その際には古くからの(研究関係の)友人たちの協力があったわけで、彼らには感謝してもしきれないほどである。

さらば沖縄

一年半という短い期間ではあったが、住んでみて初めて分かった沖縄の良い点、悪い点。
短い期間ではまだまだ分かり得ない点。逆に、短い期間であっても内地から来たからこそ分かること。

再び住む機会はないかもしれないが、調査やら観光やらでまた訪れることがあればと、心から思う。
沖縄は素晴らしいところ、今、あらためてそう思う。

アオダイショウ Elaphe climacophora

ところで、ヘビたちの引っ越しは残念な結果となってしまった。
一番の古株だったアオダイショウと、グリーンパイソンが死んでしまった。

筑波から沖縄に来る時は、後輩にしばらく預かってもらい、私の引っ越しが終わってから羽田から那覇空港へ航空便で送ってもらった。
この方法がおそらくベストで、送り手と受け取り手が共に空港へ行く必要はあるが、輸送時間は数時間で済み、
ヘビたちにかかるストレスは最も少ないだろう。

今回も那覇空港から羽田に送ろうかと考えていたが、頼もうと思っていた研究室の学生が病気で入院することになってしまい、
私の引っ越し時には退院はしていたものの、一ヶ月間は車の運転をしないよう医者から言われていたので、頼めない状況に。
大学時代の後輩もいたが、ヘビは苦手で、かつ小さいお子さんも二人いるので頼めず。

となると、ゆうパックで送るか、車を貨物船で送る際に車の中に入れておくかの二択となる。
ヘビ10個体、そのうちセントラル・オリーブ・パプアンは結構大型なので、結構な大きさと重さになるし、
一泊二日でゆうパックより、二泊三日で車の中の方が、振動も少なくいいだろうと判断した。
この判断自体は間違っていなかったと思う。

有明港で車を受け取り、運転席のドアを開けた瞬間、車の中に充満する腐敗臭。
一瞬で、10個体のヘビのうち最低でも1個体は死んでしまったことを理解した。
コンビニに寄り、荷室を開けて衣装ケースなどのカバーを外して見てみると、大型の3個体とウォーターは無事。
となると、6段式の衣装ケースの各段にそれぞれ入れてある、アオダイショウ・GTP・ボール・ATB3個体に不幸なことが起こったということになる。

両親宅に着いてから衣装ケースを開けてみると、まずGTPが隙間に無理矢理頭をねじ込んで出ようとして、途中でつっかえてそのまま死んでいた。
そしてアオダイショウはケースの中で静かに息を引き取っていた。
ボールとATB3個体は無事。

アオダイショウが死んでいたことを考えると、寒さではなく、暑さが原因で死んでしまったことが推察される。
この時期に那覇から有明まで数日かけて航行する貨物船の貨物室は、とても冷える。
これは、快適に暖房が効いた観光フェリーや客船ではなく、
冬期に調査船に乗った経験がある人や、貨物船で密航した経験がある人なら容易に分かることだ(私はどちらもある)。

そのため衣装ケースにはホッカイロを貼って寒さ対策をしていたのだが、GTPには暑すぎたようだ。
昨年、調査出張で2週間家を空けた際、GTPだけが死んでしまっていて、もしかしたらGTPは暑さにはあまり強くないのかもしれないと思っていたが、
今回の件で確信に近いものを得た。少なくともアルー諸島産のGTPは、暑さにはあまり強くないと思う。
南緯6度付近に位置するアルー諸島だが、現地では比較的標高の高いところに住んでいるか、
あるいはジャングルの中でも風通しの良いところに住んでいて、熱がこもるような環境は苦手なのかもしれない。

温帯種であるアオダイショウの入ったケースにはホッカイロは貼っていなかったが、他のケースに貼っていたものからの熱が伝わることまでは考えが及ばなかった。
東京から筑波に引っ越したその日にアパート前で捕まえ、ずっと抑えていた爬虫類飼育意欲のスイッチを入れてくれたアオダイショウ。
捕まえた時はベビーサイズ、それが3年半後の今、随分と大きく成長してくれたのだが‥‥。
うーん‥‥とても残念だ‥‥!

グリーンパイソン Morelia viridis

何かに咬まれたような比較的大きな傷が首の後ろあたりにあり、そのため破格の値段で購入した個体。
下の写真を見ると、ホワイトブロッチが結構多いのが分かる。
これくらいのグレードの個体がハイホワイトとして売られているのも見かけるが、私の購入価格の2倍から3倍近いこともある。
まぁ価格の話をすると何だかなぁという人もいるが、私のように少ない生活費の中でやりくりしている者からすれば、
やはり惜しかったなぁという気持ちが出てくるのは仕方がないのではないか。

サイドから腹側にかけてはブルーの乗りも良かったし、餌食いもバッチリで、良い個体だった。
それだけに、GTPには縁がないのかなぁとも思ってしまう。グリーンパイソン好きなんだけどなぁ‥‥。
でも、たぶん、懲りずにまた飼うと思うよ‥‥。というか飼うよ‥‥。
過去2個体の失敗を教訓に、今度はああしようとか、こうしようとか、今いろいろ考えている。

グリーンパイソン Morelia viridis

グリーンパイソン Morelia viridis

明日、筑波の新居に荷物が搬入されるが、ガラスケージが無事でありますように‥‥(切実)。

写真
D700 +
AF-S Nikkor 35mm F1.4G(西表島風景)
Ai Micro Nikkor 200mm F4S(アオダイショウ)
AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(GTP)
スポンサーサイト

コメント

引っ越しお疲れ様でした。あぁぁ…アオダイショウとグリーンパイソン、それは辛いですねぇ・・・ショックだったでしょう。私も昔、モルモットを2匹暑さで死なせてしまった事があって、とても辛かったです。ごめんよぉお~ごめんよぉぉ~~!!と泣きました。 でもそのおかげで、モルモットは暑さには弱いと学んで、今は暑さ対策万全で、42度の猛暑になった時でさえ大丈夫でした。だからあの子達の死は無駄ではなかったのだ!
グリーンパイソン本当に綺麗ですね。私も飼うならグリーンパイソンだと思ってます(飼わないけど)。
またいつかグリーンパイソンを飼って美しい写真を見せて下さい。
しかし貨物船で密航した事があるなんて、キャンディキャンディみたいでかっこいいですね。

ありがとうございます。
ネットで他の人の飼っているGTPを「いいな〜」と思いながら見ています。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可  

トラックバック

http://higedura.blog.fc2.com/tb.php/230-79c323b6

 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。