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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

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        2015-10-01       下甑島・宇治群島遠征 2015

出港の準備

9月のシルバーウィーク、私・マッコウ・はじめ・おがりょう・海笊さんの5人で、下甑島に遠征してきた。
実は、7月の下甑島・鷹島遠征の最中にすでに今回の遠征を計画していたのだった。

2013年以来となる宇治群島、そして初めての草垣群島も含め、
鷹島 → 宇治群島 → 草垣群島 → 津倉瀬 と4つの無人島群を、一泊二日ですべて回る予定だった(遠征自体は約1週間)。

‥‥のはずだったが、二日目が大荒れになる予報だったため、とりあえず初日に日帰りで宇治群島へ行き、
帰りに余力があれば鷹島に寄る、二日目は下甑島で過ごし、三日目と四日目に海が凪になればまた考える、ということに。

早朝5時、下甑島を出港。

綺麗な朝焼け

朝焼けがきれいだ。

宇治群島が見えてきた

下甑島から漁船で3時間弱。
霞む水平線に、宇治群島の稜線が見えてきた。

宇治向島

宇治向島

宇治群島の西側、宇治向島。かなり山が高い。

宇治島

こちらは東側、宇治島。宇治向島に比べると山は低め。避難港がある。

クエ 85cmくらい・スジアラ 65cm くらい

3年連続となるクエ。ちっちゃめで85cmくらい。産卵後のシーズンなので少し痩せていた。
穴に入られたのを引きずり出したので、体が傷ついている。

スジアラはこの日捕れた一番大きい個体で、65cmくらい。なぜかこの個体はでっぷり太っていた。

クエ 85cmくらい・スジアラ 65cm くらい

(重いんだから早く撮れよ!という表情)

クエ 80cmくらい

おがりょうも80cmくらいのクエを。
今回捕れたのはこの2個体のみ。

スジアラはちょこちょこ捕れたけど、全体的にはおとなしめという感じ。
2013年の時にはかなりガッツリ捕ったので‥‥。

17時半過ぎに下甑島の港に戻ってきたが、港で捕れた魚を並べて写真を撮るつもりが、それどころではない事態になってしまった。
そして、海に潜るのも、今回の遠征ではこの日のみということになった。


穏やかな海・現場にて

宇治群島から下甑島へ帰還する漁船、船尾のデッキで煙草の煙をくゆらせながら談笑している私たち。
下甑島に近づき、携帯の電波が入るようになった頃、島にいる知り合いの漁師さんから電話が。

声が聞き取りづらかったのでおがりょうに代わってもらい、私は雑談を続けていた。
船室に入って話をしていたおがりょうが、沈痛な面持ちで出てきて言った。
「島で潜っていたNが海から戻らず、行方不明だそうです」

現場にて

大学時代のサークル(アクアライフ)の後輩4人が、私たちとは別組で下甑島にキャンプに来ていたのだが、
そのうちの一人が、海保や地元消防団のみなさんの捜索虚しく、水深約24mの海底で遺体で発見された。
ニュースで見て知っている魚突き愛好家もいることだろう。
すでに大学を卒業したメンバーではあるが、アクアライフ創立23年目にして初めての海難事故だった。

最悪の事態ではあるが、損傷のない状態で遺体が見つかったことは救いだった。
次の日は海が荒れる予報で、海が荒れたら捜索は打ち切られる予定だったと、消防団の方に後から聞いた。
現場に駆けつけたい気持ちはやまやまだったが、私たちが行っても野次馬になってしまうため、現場での立会はNの同行者3人に任せ、
私たちは後方から彼らを支援する形にした。彼らはやるべきことをやった。立派だった。

彼らと同じ期間中に私たちも同じ島にいたことは、結果としては良かった。
事故が起こったのはもちろん不幸な出来事ではあるが、その事故が、初めて行く島ではなく、
17年前から通い、知り合いがたくさんいる島で起こったことも良かった。

魚突きをやっている以上、事故の危険は常につきまとう。特に、この趣味は、突き詰めれば突き詰めるほど、事故のリスクは高くなる。
魚突きは野球やサッカーではない。登山で言えば、アルパインスタイルほどではないにせよ、極地法よりははるかに危険度は高いだろう。
以前 HPにも書いていたことだが、絶対に死にたくないという人は、魚突きをするべきではない。

いろいろと言いたいことはあるが、あえてブログに書く必要はないだろう。
葬儀と告別式もすでに終わり、次はOB・現役メンバーたちが集まってのミーティングがある。
そのミーティングで話せばいいだけだし、交流のある東京海洋大のサークルのOBにも話をしてある。


一段落してから、今回初めて現場に行ってみた。
海は穏やかに凪いでいた。
数日前、海保の巡視艇や漁船が走り、捜索ヘリが飛んでいたとは思えないほどの静けさだった。

私たちは缶ビールのプルタブを開け、海に撒いて目を閉じた。

写真
D700 + AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G, AF-S Nikkor 35mm F1.4G
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