たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
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神奈川県立 生命の星・地球博物館
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        2012-08-04       豆南再び(6)7/26 須美寿島〜べヨネース列岩

積乱雲

朝4時前、バケツをひっくり返したような突然のスコールで全員目が覚める。
スコールは20分ほど続いた。
目覚めのコーヒーを飲みながら遠くの水平線に目をやると、モクモクと積乱雲が天に昇るところだった。

須美寿島

須美寿島の北東からの景観。
島影でアンカーを打ったとはいえ、寝ている間は結構揺れていた。
念のため寝る前に酔い止めの薬を飲んでいるので船酔いはしないが、揺れが大きく数時間おきに目が覚めてしまう。
他のメンバーも大体同じような話だった。

須美寿島

北東沖にある沈み根めがけて潜る。
根のトップは水深10mくらい、ボトムは100m以上ある。潮も当たっている。水温は28℃。

エントリーしてすぐ、カッポレのペアが中層から上がってきた。大きい方は8,9kgくらいあるか、今まで見たカッポレの中でも一番大きい。
余裕で射程距離内に入ったので、打つか迷った。何を迷うのかと思うかもしれないが、まだカンパチを求めていたのである。

ここでカッポレを打てばそのまま流れて根から離れてしまう。
打たずに深場への潜行を繰り返し、カンパチを寄せ上げるか。
結論は後者だった。

カッポレをスルーし、水深20mラインまで潜り、じっと息をこらえて底の見えない青い闇に目を凝らす。
何度か繰り返すが現れるのはツムブリの群れのみ。餌となるウメイロやクマザサハナムロもちらほらいるのだが、カンパチは見えず。

結局何も捕らないまま潮流で根から離れてしまい、船に上がる。
加藤さんがタンクで潜って上がってきたので話を聞くと、水深50mより深い場所にはカンパチはたくさんいたが、それより上にはいなかったとのこと。

あのカッポレ捕っときゃ良かったぜ・・・

激流が・・・

さらに沖の沈み根へ。
その沖では潮流が川のように流れているのが見えた。

激流(拡大)

上の写真の拡大。まさに激流。

船から飛び込み、根の近くに潜る。根のトップは水深5,6mくらい、ボトムは先と同様に100m以上ある。
ツムブリの群れがすごい。しかも一番でかい個体はメータークラス。丸太のような太さだ。ツムブリでこんなのがいるとは・・・。

ぐんぐんと体は流され、沖の激流に吸い込まれる。
ダウンカレントになってさえいなければ問題ないが、顔を上げ、三角波が立ち大きくうねっている激流がみるみる迫ってくるのはやはり気持ちのいいものではない。

吸い込まれた瞬間から、体は揺られ、滑り台を滑っているかのごとく水面を移動「させられる」。
流されている途中、ツムブリの群れがいたので潜って行くと、その下の青い闇の中で、巨大な潜水艦のようなハンマーヘッド(シュモクザメ)に遭遇した。

で、デカイ・・・! 3mはゆうに越えているだろう。胴の太さは私が両手で輪を作ってもとても回りきらない。
ハンマーはこちらにはまったく気を寄せず、悠然と深みに消えて行った。

数百メートルは流されただろうか、水面から手を振って船に迎えに来てもらい、またも何も捕らずに上がった。

カツオ

須美寿島のすぐ近く、水深10mほどの浅場に移動してアカハタ集めと小物捕り。
その後は一服と休憩がてらカツオの曵き縄。
今度はいい型のカツオが何個体か釣れた。数匹を標本用に確保し、残りは食用に。

カツオ

カツオが生きている時にしか見られない、この鮮烈な青!

べヨネース列岩

午後もそのまま須美寿で潜るつもりだったが、四方八方から潮流が入り出し、見渡す限り激流だらけになってしまった。
こうなるともう潜りどころではない。14時、須美寿島を発って北へ走る。

17時45分、再びべヨネース列岩へ。
南東沖で船を止め、アンカーを打つ。今晩はここで船中泊だ。

カツオづくしの晩メシ

この日の晩メシは、カツオのタタキ・ユッケ・味噌汁と、カツオづくし。

釣りをする赤間さん

メシを腹イッパイ食べた後、ビールを飲みながら釣りをする。
数匹アカハタがかかった後は、毎度のことながら・・・

釣れるのはいつもサメ

・・・サメばかり。
船の周りの水面では、20個体ほどのサメがうようよと漂っている。

やや波長の長いうねりに揺られながら、最後の夜が更けていった。(続く)

写真 D3 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G(1枚目のみ)、AF-S Nikkor 35mm F1.4G(2〜11枚目)

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