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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
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神奈川県立 生命の星・地球博物館
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        2012-10-09       5巡目の一時帰宅を終えて

警戒区域・お墓参り

5巡目の一時帰宅。
毎回、最初にお墓参りをする。
同じことを考える人は他にも多くいて、墓石の周りをきれいにして花を供え、手を合わせている家族があちこちにいる。
それにしても防護服を着ての墓参りはとてもシュールだ(笑)。

私の家の墓がある場所では、全体の3分の1くらいが墓石が倒れ、無惨な状況になっている。
倒れたり崩れてしまったお墓は重機を使わないと元に戻せないため、震災から1年半経った今でもそのまま放置されている。
倒れているのは古めのお墓が多い。幸い私の家の墓は比較的新しいものだったため大丈夫だった。

この時期はセイダカアワダチソウが大繁殖していて、道ばたの田んぼは一面真っ黄色のセイダカアワダチソウ畑になってしまっている。
お墓も雑草が生い茂り、栗岩家のお墓は奥にあるため鎌をもって草刈りをしないとお墓までたどり着けない。

ちなみに自宅の方も、家の周り、庭、家の前の道路、家の前の雑木林などところかまわず雑草が生い茂っている。
ガレージから勝手口に行く通路では、身の丈以上あるセイダカアワダチソウ、
木のように太い茎をもつまでに成長したヨウシュヤマゴボウが生い茂り、草刈りをしないと家の中に入れない。

空間線量・家の中

お墓参りを終え、防護服を新しいものに着替えて家の中へ。
前回までは累積の線量計しか貸し出してもらえなかったが、今回から空間線量計も貸し出してくれることになった。

初めて測る自宅内の空間線量。
ばらつきはあるが、1.0〜1.7 毎時マイクロシーベルト(μSv/h)。
思ったよりは高かった。

空間線量・家の周り1

家の周りは 3.5〜4.5 μSv/h。
震災の数ヶ月後に 20〜40 μSv/h あったことを考えると、まだ除染作業は行われていない状況でだいぶ下がってはいるものの、
決して低い値とは言えない。

空間線量・家の周り2

庭の茂みや玄関の外の門では、7.5 μSv/h を越える高い値が出ていた(写真は数値がまだ上がっている最中)。
これは厳しい。

今回計測した空間線量から、自宅で生活した場合の年間の被爆線量を計算すると、低く計算した場合で年間約 19 mSv。
低く計算というのは、自宅の周りでも線量の高い場所に一度も近づかずに生活するという非現実的なもの。
現実的に計算すると、やはり年間 50 mSv を超える値になる。

5巡目一時帰宅を終えて

家の中の掃除と片付けは今回で結構進んだ。
ただ、倒れた鉢の土がぶちまかれたままだったり、埃もすごく溜まっている。
もちろん電気水道ガスといったライフラインはまったく復旧していないため、掃除機をかけることはできない。
(トイレは震災前に庭の畑用にドラム缶に汲み置きしていた水をバケツで汲んできて流す)

次回は小型の発電機を購入して持ち込み、掃除機をかけようかと話している。
とりあえず5年間は帰れないことが決定しているので、ゆっくりと少しずつやっていくつもりだ。

富岡町 夜ノ森 桜通り

葉を生い茂らせて変わらずたたずむ桜並木。
自宅そばの夜ノ森公園・桜通り。

写真(すべて)
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G

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