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        2012-10-17       1000

アカハタ

科博に来てここ5年ほどメインテーマで研究しているのがアカハタだ。
日本周辺海域を中心に、広く西部太平洋域のアカハタを対象にしている。
集団遺伝学的手法を用いた生物地理学的研究のため、網羅的なサンプリングと、ロカリティー(産地)ごとに数十個体のサンプルが必要になる。

そして、集めに集めたアカハタが、今日ついに1000個体を突破した。
採集した日付で言えば7月の豆南諸島調査で採集した個体がこれにあたるのだが、
標本処理の順番で南大東島調査で採集した個体が1000番目になった。

もちろん1000個体すべてを自分で採集したわけではない。
潜り仲間に一緒に潜って採集を手伝ってもらったり、出張時に魚市場に行って仲買人に競り落としてもらったり、
遠方の漁協に頼んで購入したり、知り合いの研究者に集めてもらったりと、収集方法は様々だ。
ただ、採集にせよ魚市場での購入にせよ、8割は自分で現地に足を運んで集めたもの。
そして7割は手銛で突いて捕った個体になる。
よくもまぁ集めたもんだ・・・。

ロカリティーによっては個体数の足りないところもあるが、これで一応サンプリングは一段落した形になる。
贅沢を言えば火山列島のサンプルも欲しいが、今はいいだろう。来年度以降、外部予算を獲得したら採集に行きたい。

写真は1000個体目のアカハタ(NSMT-P 111102, 22.91 cm SL, 28.32 cm TL)。
私自身が手銛で採集した個体だ。
南大東島調査では私とチバで採集を行ったので、1000個体目にチバが採集した個体がなることもありえた。
記念すべき(?)1000個体目は私が採集した個体を!というつもりは特になく、単に採集した日付順に並べてこうなっただけ。

採集した18個体のうち、最小は全長 20.70 cm(16.58 cm SL)、最大は全長29.44 cm(23.59 cm SL)。
水温の高い海域に住んでいるためだろう、やはり大きな個体は少なかった(低緯度域のアカハタは小さく、高緯度域は大きい)。

南大東島は日本周辺海域における魚類の移住・分散ルートを明らかにする上で一つの鍵になる海域。
これから行う遺伝的な解析の結果が楽しみだ。

写真
スズキ目ハタ科アカハタ(南大東島産) Epinephelus fasciatus
D3 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

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