たゆたえど沈まず

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栗岩

管理人  [ 栗岩 ]

国立科学博物館・博士研究員
(兼)
神奈川県立 生命の星・地球博物館
博士研究員(外来研究員)

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(ほったらかし中)
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        2014-03-08       OGSWR 結果

小笠原遠征2014

報告が遅れちゃったけど、小笠原から帰ってきました。
しかし今回は近年稀に見るダメっぷり‥‥。

カンパチは少ないながらもいたにはいたが、水深25m潜っても、さらにその10m下にいて全然上がってこない。
耳が抜けないのでそれ以上深くは潜れず。
う〜ん、コンスタントに水深35mで仕事ができるようになりたい。
フリーダイビングのトレーニングでも受けてみようかと初めて思った。

カンパチは3個体の群れだったが、あれ一番デカイ奴は22〜23kgあったなぁ。
他の人も何回か目撃したがすべて深場でまったく寄らない状況だった。

となると狙いはカマスサワラになるが、絶好のシチュエーションで2回も打ち損じる低落ぶり。
しかもその場面を他の人に見られていたという‥‥。

まぁ見ただけなら、40kg台を軽くオーバーする特大のロウニンアジとかすごいのがあったが、突果としては惨敗。
あとは泳いでいる時にザトウクジラ4頭の群れがほんのすぐそばまで近寄ってきて、初めて水中でクジラを見た。

そして何と言っても4年ぶりくらいに船酔いをして、ゲロを吐きまくった。
朝イチ、うねりの波と根からの跳ね返りの波がぶつかってぐわんぐわんしているところで潜っていて、
船酔いと波酔いに陥り、酔い止めの薬が効く前にすべて吐き出してしまった。
東京に戻ってきて沖縄に帰る日まで吐き気が残るほどだった。

カマスサワラ 17~18kg(海笊さん)

そんな中、海笊さんが17〜18kgのカマスサワラを水面打ちで見事に突いてきた。
鼓膜にピンホールの穴が開いて潜れない状況だったのに、まさに今回は海笊無双。
私もハジメもTさんもKさんもお手上げでした。


沖縄に戻って来た後は、来週末の年度末報告会、そのデータ取りの続き、まとめの解析、
プレゼンの準備、県に提出する報告書の作成、そして12月に投稿した論文のリヴァイズと、
タイトなスケジュールで潜り道具を洗う時間もない。

今日はちょっとだけゆっくり休んで、あと一週間がむばります。

写真
Nikon D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G(一枚目)
Panasonic LUMIX DMC-FT25(二枚目)

        2014-02-25       OGSWR

小笠原・父島・二見湾

さぁ毎年恒例、待ちに待った小笠原遠征がやって参りました!

以前は調査も含めて年に2回、しかも2航海とか3航海行っていたけど(1航海=約1週間)、
しばらく調査は入っていないため、この時期に1航海のみ。

今回の参加者は私・海笊さん・ハジメの三人。マッコウとちゅら君はそれぞれ仕事やリハビリで不参加。
本土から行くのは三人だが、現地で島在住の潜り仲間たちも合流してちょうどいい人数になる。
あとは海況が良いことを祈るのみ。

ということで、明日からしばらくブログはお休みします。

写真
D700 + AF-S Nikkor 14-24mm F2.8G(小笠原群島 父島 二見湾 @2009年9月)

        2013-12-13       やっぱ沖縄あったかいなと調子ぶっこいて薄着していた結果

出刃包丁と刺身包丁

風邪引いたンゴ‥‥


日曜に突いたアオノメハタ、アオノメは随分前に一度食べただけで味も覚えていないものの、
ハタなのでまぁ普通に美味しいだろうと思っていたのだが、果たしてどうか。
刺身・カルパッチョ・漬け丼・天ぷら・アラ汁にして食べてみた。

身は少し脂が乗っているが淡白な白身で、うま味はまぁまぁ、臭みはない。歯ごたえは他のハタ科と同じ。
刺身とカルパッチョ、そして漬け丼は美味しい。これもさすがハタ科という感じ。
天ぷらも問題なく美味しかった。

ただ、皮がすげぇ臭い。ハタ科とは思えないほどの臭み。
さばいている時から結構気になっていたんだけど、食べてみてやはりという感じだった。

アラ汁にする際、皮付きの身・頭・カマなどを塩と酒で臭み取りをして、煮込む時にもショウガを入れるので汁自体に臭みはない。
だが皮を食べようとすると臭みがあってまずい。身はやや固くなり、身離れもイマイチ。この分だと煮付けもイマイチっぽい。

アラはまだだいぶ残っていて、味噌汁の出汁取り用にでもするかととりあえず冷凍してあるが、あの臭みを考えるとやっぱ「捨て」かな。
救いなのは、三枚におろして皮を引けば身には臭みがないこと。
潜っていて何も獲物がない時にアオノメを見たら、サイズが良ければまぁ捕ってもいいかなという感じ。

写真
D700 + Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/100 ZF

        2013-12-08       魚突き in 沖縄-3

Okinawa

先週に引き続き、海に行ってきた。
前回潜った場所より少し南側。

リーフから外に出るとダイナミックな地形が広がり、いきなり水深15mから20mと落ち込む。
その先は底が見えなくなるまでどんどん深くなっている。

そこから北へ向かって、エッジの浅場から沖の水深25mラインまでジグザグに1時間半ほど泳いでみた。
同じような地形でも、サンゴが広がっているところがあったかと思うと、別の場所ではサンゴがまったくついておらず岩肌が露出しているところもある。
潮の当たり方が違うのだろうか。

スジアラがいてもおかしくない地形なのだが、相変わらず魚影は薄い。
結局一度もスジアラは見なかった。

アオノメハタ

良い型のアオノメハタがいたので2匹突いた。
どちらも同じくらいの大きさで、43,4cmくらい。
(センスねぇ場所を突いたのは見逃して)
でもアオノメハタではアドレナリンがまったく出ない‥‥。

50cmくらいのアヤコショウダイも一匹いて、すんなりと射程に入ったが、
「アヤコショウか‥‥うーーーーん‥‥」と躊躇して突くのをやめた。
沖縄では食用にしているが、臭みがあって美味しくない。
ちなみに沖縄でよく食べる魚にブダイ類(ゲンナー)がいるが、あれも美味しくない(だから見かけても突かない)。
沖縄の魚についてはそのうち記事にして書こうと思う。

年内にもう一度、この場所のもう少し南側で潜って、
その次は(おかずとはいえ)アドレナリンが出るような獲物が捕れる場所を探しに遠出してみようと思う。

そうそう、海から上がってウェットを脱いで着替えている時に4ヶ所蚊に刺された。
車の中にも蚊が入ってきて追い払うのに苦労したので、次回は蚊取り線香を持って行かなくては。
もう12月なんだけど‥‥。恐るべし沖縄。

写真
スズキ目 ハタ科 アオノメハタ Cephalopholis argus
D700 + AF-S Micro Nikkor 60mm F2.8G

        2013-12-03       魚突き in 沖縄-2

Okinawa

といっても魚は突いてないんだけど‥‥。

昨日、天気が良くて風向きも良さそうだったので近場の海に行ってきた。
前回潜った場所は自宅からかなり遠いので、近場でおかず捕りのできる場所が欲しいのだ。

今回行ったのは、元琉大の友人がカヤックに乗ってリーフエッジまで行き、潜ったり釣りをしたりしていた場所。
ビーチからエッジまでは直線距離だと泳いで30分くらいか。
日差しが強く、逆光で見づらかったのと、少し流れがあったので結構な時間をかけて泳ぎ着いた。

エッジの切れ目から出て北側がいいとのことだったが、北側は泥濁りで魚も少なかった。
もっと北にある漁港で工事をしているので、その土砂による濁りだろう。
一方、南側は透明度もまぁまぁだったが、ずっと先に行くと岬があり、その辺りは沖出しの激流で、しかもイタチザメがいるとのこと。

南側へは近づきたくないのだが、潮流は南へ流れている。
2時間ちょい、海の中に入っていたが、潜った回数は10回にも満たず、ひたすら泳ぎ続けていた。
泳いでいないと南へ流されるからな‥‥。

肝心の魚は、エッジの外に出ると魚影は薄く、ガランとしていて岩についているサンゴも少ない。
むしろエッジの出口付近の浅場の方が魚がいた。
といっても小さいスジアラが一匹にハマフエが少し、それにゴマアイゴの群れが一度回ってきただけ。
結局一度も銛は打たなかった。

次はもう少し南側まで見てみようと思う。
もちろん流されてイタチザメに喰われて海の藻屑と化すのはカンベンなので十分注意するつもりだ。

Okinawa

先週、西表島でツアーガイドをやっている赤ちんが本島に寄るというので会ってきた。
毎年恒例の瀬戸内海でのカヤックガイドたちの集まりに参加して、その帰りとのこと。
ちょうどたぐさんも仕事で来沖していたので合流。
食の専門家のたぐさんの案内で、美味いピザ屋でたらふくチーズとガーリックを腹に詰め込んだ後、
たぐさんの知り合いのやっているバーで少し飲んでから帰宅。

写真
D700 + AF-S Nikkor 35mm F1.4G(一枚目)
COOLPIX AW100(二枚目 taken by Y. Akatsuka)

        2013-11-13       どどど童貞ちゃうわ

辺土名

琉大は3年生の後期(10月)から研究室配属となるそうで、その新人歓迎会があるので来ないかと立原先生に誘われ、
土日に沖縄島北部の東村(ひがしそん)にある村営のキャンプ場に泊まりに行ってきた。

行ってすぐに驚いたのが、北部ではいまだにセミが鳴きまくっていることだった。
オオシマゼミというツクツクボウシ属の一種とのことだが、鳴き声が鳥っぽい感じがして、それがまた南国を思わせるものでもあった。
聞くところによると、12月まで鳴いているそうだ。

ちなみに私はいまだに半袖&スウェットパンツ・窓全開(網戸)・タオルケット一枚で寝ている。
さすがに沖縄といえど朝晩は涼しいが、アパートが分厚い鉄筋コンクリートの建物なので暖かく、上記の格好で寝ていても平気だ。
今日は昼間も肌寒かったので、寝る時に長袖を着るか窓を閉めるか、少し迷うところ。

北日本ではすでに30cm以上の積雪を記録しているところもあるというのに、これが本当に同じ日本かと思う。
ただ、内地から来た人は最初の年は暖かい冬を過ごせるが、次の年から気候に慣れて冬は普通に寒がるとのことだ。

スジアラなど

新人歓迎会に話は戻るが、昼間は潜り組と釣り組に分かれ、夜はみんなで突果&釣果+買ってきた肉などをBBQにして楽しんだ。

沖縄に来て初めての魚突き。東側は荒れていたので西側で潜った。
潜った時間は3時間だが、リーフエッジまでが非常に遠く、往復で2時間近く泳いていたと思う。

沖縄島はサンゴもかなり死滅しているので魚影は薄いと思っていたが、意外に魚はいた。
スジアラは40cm台の小型個体が4,5匹(全スルー)、55cm前後の個体が4,5匹、65cm前後の個体が1匹。
全部で10個体くらいだろうか。
結局55cmくらいのを1個体、小さいがツチホゼリがいたのでこれも1個体突いて上がった(写真の左2匹が私の突果、それ以外は学生諸君のもの)。

次の日は潜りは無しで、辺土名(へんとな)での釣り組と、キャンプ場に残ってパターゴルフを楽しむ組に分かれ、私は釣り組に同行した。
といっても私は釣りはしないので、先生と学生たちが釣りを楽しむ間、日焼けしながら昼寝したり、釣りをしている学生を冷やかしたりしていた。

土日を通りして天気も良く、のんびりとした楽しい週末だった。

写真
D700 + Distagon T* 2/35 ZF(一枚目・辺土名漁港からの景観)

        2013-07-24       宇治群島遠征・二日目

念願のクエ!!

宇治群島遠征二日目、一本目の潜りから怒濤の栗岩無双が始まる。

潜り始めてわずか10分、マッコウが98cm・14.5kgのクエを捕って船に上がり、余裕の一服をかまして気持ち悪い笑顔を振りまいている頃、
私は潮流に身を任せて水深10mから20mのラインをゆっくりと流していた。

自己最大の74cmと60cmちょいのスジアラ、そしてアカハタを1個体捕っていた私は、水面にちょこんと頭頂部を覗かせた根にたどり着いた。
根のそばにあるゴロタ岩の周りで40から45cmくらいのフエダイが10匹ほど群れている。
フエダイを突いてもいいが、スジアラもいそうな雰囲気なのでそのまま見ていると、
岩下から小さめのスジアラっぽいシルエットの魚が出てきてスーッと根の方へ逃げて行った。
中層まで潜っていくと、白い唇が見えてきた。スジアラではない、アジアコショウダイだ。
チッ、まぎらわしい!
だが、何がどう転ぶか分からないものだ。これがクエを発見することに繋がったのだから。

アジアコショウダイの下品な唇に苛立たされた私は、何気なく、ふと視線を横に移した。
水深12〜13mほど、根と水中の大きな岩の間の谷底に横たわる、大きなハタ科の魚の姿。
頭部背面から体にかけて太いバンド模様が見える。
キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

クエ 95cm・15kg

岩に隠れてすぐに浮上し、水面で息を整える。
同様に岩に隠れてゆっくりと潜行、手銛のゴムを引いて岩陰からそっと体を乗り出し、谷底を覗き込む。

‥‥いた。
ギョロッと眼球を動かし、私の存在に気付いたようだが、やつが動くより先に私は銛先を脳天めがけて打ち込んだ。

ドンッという手応え。
銛先は目の斜め後ろから口の中に貫通しており、その際に脳をかすめていたようで、ほぼキルショットに近い状態。
何度かバタバタと体を波打たせて逃げようとするも力は弱く、グイグイと手銛を引き寄せて一気に水面に浮上した。

今回の遠征の大本命、クエ! 95cm・15kg!!

いやーやりましたなー

神津島、八丈島、豆南諸島、小笠原、佐渡島、下甑島、そして今回の宇治群島。
ここ数年、調査や遠征で行動を共にすることの多かったマッコウと、
「二人でクエ持って写真撮ろうぜ」と話していたのがやっと実現した。

だが、ドラマはこれだけでは終わらない。
むしろここからが栗岩無双の始まりだったのだ。

クエ 105cm・19kg

クエの興奮冷めやらぬまま、二本目の潜り。
まぁ満足したので、煙草の煙をくゆらせながら全員が海に飛び込んで行くのを見送る。
クーラーボックスから水のペットボトルを取り出し、のどを潤した後、んじゃ俺らも軽く潜るかと、私とマッコウも準備をする。

どこで潜ろうかと周囲を見渡した私の目に入ったのは、少し離れた沖にある根だった。
「あそこに行って下さい」
船が根に向かって近づくと、一つに見えた根は実は二つで、その間が水路のようになっていた。

さっそく飛び込むと、根の周りで数百匹のメジナが群れてカーテンのようになっている。
その周りには50cmほどのツムブリが10匹ほど。
これは回遊魚が来そうだなと思ったが、とりあえずその場では粘らず、まずは根を回ってみることにした。

根と根の間、潮の上側は大きなゴロタ岩が転がり広場のようになっている。
80cmくらいのバラフエダイが10匹ほど、45cmくらいのフエダイが100匹ほど、そして数えきれないくらいのニザダイが乱舞している。
フエダイかバラフエを捕ろうかと思ったが、一匹突いたら散ってしまうかなと踏みとどまる。

でけースジアラいそうだな〜と周囲を見渡したその時、根と根の間の水路に、大きなクエの姿を見つけた。
水深は15m。先ほどのクエとは違い、既に私に気付いている。
なるべく音を立てないようゆっくりと潜行。
クエはこちらを見つつゆっくりと離れようとしているが、徐々にその距離が縮まっていく。
あとワンダッシュで射程に入れるところまで来て、最後の耳抜きをし、手銛のゴムを思い切り引いた。
フィンを蹴って一気に射程に入り、銛を打ち込む。
狙いはもちろん目の斜め後ろ、脳を打ち抜く一撃必殺のキルショットだが、クエも動いていたため背びれの基部に刺さった。

一瞬、時が止まったかのような間の後、ブォンッとものすごい力でクエが走り出す。
水路の先には大きなゴロタ岩の転がる広場、あそこまで走られたら岩穴に入られてしまう。
穴はどれも大きく深そうなので、一旦入られたら人力で引きずり出すのはもう不可能だろう。
ここが勝負だ。手銛のゴムをつかんだまま、立ち泳ぎの状態で全力でキックする。
しかし、大暴れするクエの力の強さは尋常ではない。
何とかその場にとどまるのがやっとで、水面に浮上することなど考えられないほどだった。

7,8秒ほど経ってからだろうか、フッと一瞬クエの力が抜けた。
その隙に手銛のシャフトをつかんで数メートル、いや1mほど浮上する。
すると再び大暴れするクエ。この7,8秒が地獄のように長い。
私の手が手銛のシャフトからフロートラインまで滑るが、何とか持ちこたえる。
そしてまた一瞬の弛緩。私はその隙にまた少しだけ浮上。

私はクエが大暴れする間も力が抜けたその瞬間もずっと全力でキックし続けている。
顔を上げると水面が遠い‥‥。い、息がもたねぇ‥‥。

クエ 105cm・19kg + 95cm・15kg

意識を失いかけたらすぐに手銛を離すよう自覚し、水面を見上げながら必死で浮上する。
実際はサンバ状態になったらそんな判断ができるかどうかは疑問であるし、
サンバを通り越してブラックアウトしてしまったら一巻の終わりだ。
ただ、すぐに手銛を離すぞと自覚しておけば、意識を失うその直前に無意識のうちに体が勝手に動くかもしれない。

そんなことをうっすらと考えながら必死で水面を目指す。
おそらく水深7,8mほどまで浮上した頃だろうか、クエの暴れっぷりが弱まり、浮上スピードがグンッと増した。
あと数m、あと1m、あと少し‥‥

一日でクエ3本!二日で合計クエ4本!

何とか無事に水面にたどり着いた私は、一気にクエを引き上げる。
そして銛先の刺さった背びれ基部を見て愕然とする。
銛先は表皮を突き破った後、身に刺さっているのではなく真横になって皮一枚でもちこたえていたのだった。
これならあれだけ大暴れできるはずだ‥‥。

ともあれ、一息で水面まであげることに成功したクエは、念願のメーターオーバー、105cm・19kg!!
先ほどの95cm・15kgと共に両手に持って写真を撮る。
すげー重い。すげー重いが、この重さ、最高だ。

一人の人間が一日で二匹もクエをあげた話はほとんど聞いたことがないし、
さらには一遠征しかも一日半で4本もクエがあがった話も同様だ。

全体としては、実質6人でクエ4本、スジアラ20数本(MAXはrioさんの捕った約80cm)、
その他もろもろ合計200kgくらいの魚を捕った。

念願だったメーターオーバーのクエを捕り、スジアラの自己記録も更新し、研究用のアカハタも20個体確保し、
まさに最高の遠征、最高の夏休みとなったのだった。

口だけ番長たちには土下座してもらわねーとなぁ(ニヤニヤ

↑ クエを捕ると豪語しつつ捕れなかった二人が、クエを捕った三人に土下座する写真(笑)。


写真
鹿児島県 薩南諸島 宇治群島
スズキ目 ハタ科 クエ Epinephelus bruneus
EOS 5D mark2 + EF 24-105mm F4L

        2013-07-23       宇治群島遠征・初日

宇治群島

昨日の深夜に宇治群島遠征から無事帰宅。
2月末〜3月頭の小笠原遠征以来の海だったので少しブランクが心配だったのと、日程がタイトだったので体力も心配だったが、
結論から言うと最高の遠征となった。

朝イチの飛行機で鹿児島へ、鹿児島空港で全員合流し、レンタカーで串木野、そして串木野からフェリーで下甑島へ。
宅急便で先に送っておいた荷物の梱包を解き、船に積み込む食料や飲み物などを買い込んだ後、少し時間があったので軽くひと潜り。
マッコウがスジアラ、私がゴマフエダイをサクッと突いて上がった。

島の知人(Wさん)宅に挨拶をしに行くと、島で捕れた海産物や手作りの梅酒などでもてなされた。
酔いもそこそこに宿に戻り、宇治群島へ出向する時間など細かい点の打ち合わせと確認をして、就寝。

朝5時半、港へおもむき、チャーターした漁船の船長さんたちと挨拶をして(実は以前に一度会ったことがある)、荷物を積み込む。
朝6時、下甑島を出港し、宇治群島へ。

乗船したのは、魚突きメンバーが私・マッコウ・はじめ・rioさん・ウォーリー・宮本・藤原君の7人、
船長のMさん、乗り子として漁師のHさんと高山さん、以上の合計10人。

海上を南西に走ること2時間半、ついに宇治群島が姿を現した。

宇治群島に到着

宇治群島は宇治島と宇治向島を中心としたいくつかの島嶼から成る無人島群だ。
思ったより島は大きく、山の標高は高い。
島の北側のポイントから順に見て行く。

初日の漁獲(一部)

水温は30度から31度と高く、水がぬるい。
魚はどこにでもいるわけではなく、ポイントによって魚影が濃かったり薄かったり。
大本命はクエ、メインターゲットはスジアラだったが、いきなり一本目ではじめがクエ 67cm・4.7kgを突いてきた。
その後もまさか宇治で捕れるとは思ってもいなかった(船長のMさんも驚いていた)ヒラスズキを突くなど、まさに「はじめ無双」状態。

スジアラはほとんどのメンバーが捕ったが、rioさんのが一番大きかった。70ちょいだったかな。
私は60cmちょいのスジアラと、68cmくらいのクチジロ。
小笠原遠征など普段クチジロは70cmオーバーでもスルーするが、実は今回、私は採集調査も兼ねていたので、標本用に突いて捕った。

全体的にはかなりの量が捕れ、二日目にも期待できそうな感じで初日を終えた。

月夜の下でキャンプ

夜は避難港に船をとめ、月明かりの下、岸壁でテント泊。

そして宇治群島遠征は怒濤の二日目、名付けて「栗岩無双」へと続く。

写真
鹿児島県 薩南諸島 宇治群島
EOS 5D mark2 + EF 24-105mm F4L

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